【実況者】【wrwrd!】とある2人のなんとか事情 (ページ24)

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Aside

『王室に侵入者！今すぐ迎って！』

A「了解！」

インカムの声に返答し、エミさんと別れてから走って城へ向かう。

ところどころ兵士が邪魔するが、倒して城へと戻った。

A「あ、兵士全滅しかけてる」

広い部屋にたくさんの兵士が倒れている。
残りは数人となっていた。

兵士の背中には家族が居て、みんなして怯えている。

A「間に合った！？良かった！」

残りの兵士ににっ、と笑ってみせれば、安心したように兵士が頷く。

兵士の視線が向いている方を見れば、真っ白な服を着た白い男の人がいた。

「あ、敵増えちゃった...大ちゃん、入ってきていいよ。」

白い服を着た男の人が兵士に目を向けたまま言うと、黒いスーツを着た男の人が入ってきた。

「お、大分片付いとるやん。...ん？」

A「へ...？」

目が合った。
とたとたとこちらへ来ると、両手を掴んでスーツの人が言った。

「可愛ええなあ。僕は鬱先生って言います〜。君名前なんて言うん？あ、メールアドレスと電話番号も教えてほしいなあ」

A「え、っと、どちら様...ですか」

あ、この人自己紹介さっきしてたっけ。
あれ、顔見られてる...？

走ってきたせいで、風でフードが取れていることがその時初めて分かった。