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35個目 ページ35
オスマン side
A「これ以上言っちゃダメだって。困るでしょ。」
考えに溺れた中から引きずりだされたのはその声だった。
嫌うことも無く、好くことも無く、何事なかったかのように自分を見つめ、悪魔に注意をする。
...嫌わない？なぜ、ナゼ、何故？
おかしい、セシルちゃんとは違う。
やっぱりこいつは嫌いだ。
シャオロン「あんた、何を代償に悪魔と取り引きしたんや」
A「...眼。」
シャオロンが問いかけると、彼女は表情を変えずに自分の目を指さした。
水色と紫のオッドアイが揺れた。
シャオロン「...目？何を？そんなので死ぬわけ、」
悪魔「あるんだよなぁ、これが。」
まぁ、自分で調べなよ。
それだけ言い残し、悪魔が消えた。
いい、そんな面倒くさいことをしなくても。
オスマン「...何の取り引き？全部吐けや」
本人に聞けばわかりやすいし、一番早い話だろう。
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作者名：くるす*
| 作成日時：2018年2月28日 23時
