【悪女主】黒く白い花-evil woman-【合作オリジナル】

evil woman45★ ページ49

赤松「…でも、なんで白咲さんあやめ先輩にこんな事するんですかね？」


大空「まるで、あやめ先輩を悪者にしたいような…」




『わ、私…白咲さんに嫌われてるのかな』



朱雀「気にし過ぎっすよ！」



『でも…前もこんな事あったでしょ？またされると思うと、私……怖いよ』




疾風「大丈夫だ、俺達が守ってやるから。な、皆！」



樹「…俺、先輩の味方…だから」



朱雀「俺もっす！」




次々に「俺も」と言う声が聞こえてくる。



ああ、ほんと。

単純で助かったわ。



『でも…あの時ね、ガラスで怪我したのが自分じゃなくてよかったって思っちゃったの……最低だよね』



大空「そ、そんなことないっすよ！誰だって自分が怪我したいとは思いません！」



他の部員もうんうんと頷いてくれる。



『……ありがとう、ありがとう皆…！！』



私は目に涙を溜めて喜ぶフリをする。


ま、ほんとうに嬉しいけどね。




黒谷「ほら、泣くなよ。涙拭け」


黒谷君がハンカチをくれた。



『っふふ、黒谷君、女子力高いー』


泣きながら、笑ってハンカチを受け取る。




一気にその場が和んだ。



颯「よし、じゃあこれからは皆で白咲からあやめを守ろう。何企んでるか分からないし、黄瀬も何かしてくるかもしれない。だから常に目を光らせておこう」



黒谷「おう、打倒白咲&黄瀬だな！」


秋人「大地には目ぇ冷ましてもらわないと」



おおー！！とバスケ部の歓声が上がる。





『でも、ちゃんとバスケに集中してね』



颯「ったくあやめは…ブレないなぁ」




その場が笑いに包まれた。




・






あーあ…




スミレちゃんの味方、一人しかいなくなっちゃったね？

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