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8話 ページ9

Aside



私だって自分の意思で水の呼吸を使わないわけじゃない。


大切な人達との大切な思い出がつまった呼吸。


その呼吸で沢山の人の笑顔を守りたかった____












_______________



7年前


私が12歳の時だった。






私は四歳上の姉、智夏姉さんと町へ買い物にきていた。


誕生日の母にあげる贈り物を選びに来たのだ。






A「ねえ、ちなつ姉さん!この赤いリボンとかどう?」



智夏「とても素敵じゃない!」



A「じゃあこれにする!!」




姉さんはとても笑顔が素敵な人だった。


そしてとても優しくて、いつも私を可愛がってくれていた。


私はそんな姉が大好きだった。









日が沈み出した頃、無事に買い物を終え家に帰る。



A「お母さん喜んでくれるかな?」



智夏「絶対喜んでくれるわよ。Aが一生懸命選んだ物だもの。」


A「そうだといいなぁ。」











A「お父さん!お母さん!ただいま!」




私は家に着くなり父と母の胸に飛び込んだ。




父「お帰り、A、智夏。」




母「お帰りなさい。」







父も母も智夏姉さんと同じように笑顔が素敵な人だった。




うちは裕福な家ではなかったが、

家族4人で笑顔で暮らせるだけで幸せだった。









でも、









そんな幸せは突然壊される____

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冨岡ちゃん(プロフ) - あやねこさん» ありがとうございます!初コメント凄く嬉しいです!頑張ります! (2020年5月28日 23時) (レス) id: 1c3f256d84 (このIDを非表示/違反報告)
あやねこ - 錆兎ぉぉぉぉぉ!!!!(泣)相っ変わらずイケメンだなぁ(泣)最新頑張ってください!! (2020年5月28日 20時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冨岡ちゃん | 作成日時:2020年5月10日 22時

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