-闇と光-

39話 ページ40

炭治郎side






御館様「お早う皆、今日はとてもいい天気だね。


空は青いのかな？



顔ぶれが変わらずに柱合会議を迎えられたことを


嬉しく思うよ。｣






この人が御館様？








ｶﾞﾝｯ＿＿＿＿＿＿＿






俺は傷だらけの人に頭を押さえつけられる。




全く反応できなかったっ、、




炭治郎「！！！」




違う、押さえつけられたんじゃない。





下げられたんだ。




横を見ると全員が御館様に向かって跪いていた。






不死川「御館様におかれましても御創建で何よりです。

益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」






御館様「ありがとう、実弥。」







不死川「柱合会議の前に、この鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じますよろしいでしょうか。」







知性も理性も全く無さそうだったのにすごいきちんと喋りだしたぞ。








御館様「そうだね。2人のことは私が容認していた。

そしてみんなにも認めてもらいたいと思っている。」






柱「！！！」





悲鳴嶼「嗚呼…御館様の願いであっても私は承知しかねる…」





宇隨「俺も派手に反対する。」






甘露寺「私は全て御館様の望むまま従います♡」





時透「僕はどちらでも… すぐに忘れるので…」





胡蝶「……」





伊黒「信用しない信用しない。そもそも鬼は大嫌いだ。」







煉獄「心より尊敬する御館様であるが理解できないお考えだ！！

全力で反対する！！！｣







不死川「鬼を滅殺してこその鬼殺隊、竈門、冨岡両名の処罰を願います。」









御館様「では、手紙を。」



にちか「はい。

これは元柱である鱗滝左近次様から頂いたものです。


一部抜粋して読み上げます。





＿＿炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうかお許しください。


禰豆子は強靭な精神力で人としての理性保っています。


飢餓状態であっても人を喰わずそのまま2年以上の歳月が経過致しました。


俄には信じ難い状況ですが紛れもない事実です。


もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は


竈門炭治郎及び＿＿＿









鱗滝左近次、冨岡義勇、一条Aが腹を切ってお詫び致します。｣




柱「！！！！」






鱗滝さんと冨岡さん、一条さんが…？







俺の目からは自然と涙が流れた。

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