15話 ページ16
Aside
義勇が部屋を出ていき、静かな部屋にひとりっきりになる。
A「智夏姉さん……」
私を庇ってくれた。
でも私だけ残っても意味ないんだよ……
A「っ、、会いたいっ…私だけおいていかないでっ…」
私は涙を流した。
義勇「A、入るよ。」
義勇の声がきこえ、起き上がり急いで涙を拭う。
A「う、うんっ、、」
返事をすると義勇と天狗のお面をつけた大人の人と、
男の子が入ってきた。
鱗滝「Aといったか。わしは鱗滝左近次だ。」
鱗滝さん、
表情はみえないのになんだか安心する雰囲気がする。
鱗滝「こいつは錆兎、Aと同い歳だ。」
錆兎「よろしくな。」
錆兎は同い歳なのに落ち着いた雰囲気だった。
鱗滝「ここにくるまでの話は義勇から聞いた。
お前の家族を襲ったのは鬼だ。」
A「お、に…」
鬼なんて存在するの?
鱗滝「鬼の主食は人間。
身体能力が高く、傷もすぐに治ってしまう。
太陽の光をあてるか、特別な刀で首を切らない限りは殺せない。
それが鬼だ。
そんな鬼に、生身の体で立ち向かうのが鬼殺隊。
彼らは人を守るために命をかけて戦う。
義勇や錆兎はその鬼殺隊に入るために鍛錬をしている。
A、お前はどうする。
もちろん、普通の人間として生きていく選択もある。
どちらを選んでも誰も責めはしない。」
鬼殺隊か……普通の人間か………
A「私にはっ、鬼に立ち向かう勇気なんてないから…
鬼なんて倒せない…」
私は拳を強く握り締める。
A「でもっ、!!
もしできるのならっ、鬼に立ち向かえる強い人間になりたいっ、!!
みんなの笑顔を守りたいっ、!」
鱗滝さんはフッっと笑った。
鱗滝「それはお前次第だ。
A、わしはお前を認める。」
そういうと鱗滝さんは部屋を出ていった。
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冨岡ちゃん(プロフ) - あやねこさん» ありがとうございます!初コメント凄く嬉しいです!頑張ります! (2020年5月28日 23時) (レス) id: 1c3f256d84 (このIDを非表示/違反報告)
あやねこ - 錆兎ぉぉぉぉぉ!!!!(泣)相っ変わらずイケメンだなぁ(泣)最新頑張ってください!! (2020年5月28日 20時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冨岡ちゃん | 作成日時:2020年5月10日 22時