【刀剣乱舞】来派の母上様【男主】

いち ページ2

.審神者


普段と変わらない日常を過ごしていた時
政府から1通のメールが届く。

「新しい刀剣男士が実装されました。

入手期間は今日から1週間までドロップ全マップで可能性あるがドロップはとても低い。

期間以降は鍛刀のみ

是非この機会を逃さずにご参加下さい。」

と。
此処の本丸では長い間かけて集めた全刀剣が揃っている。
付喪神様たちもイベントがなく必要以上に出陣する必要がなかったので目的と共に血が騒ぐだろう。

名前には国永とあり鶴さんの兄弟かもしれないので是非とも参加させて頂く。

「おーい、長谷部〜」

「はっ、主様、主命ですか？」

「ちがーう、ちょっと皆を居間に集めてもらってもいい？」

「承知しました」

用を伝えるとすぐ様部屋を出ていく。
長谷部は機動力が優れているので伝達係には待ってこいなのだ。

…ココ最近伝達という主命しかしてない気がするが。



…



少し時間が経てば皆も居間に集まった頃合になる。

自分は審神者になってからあまり身体を動かす機会をなくしちょっと重くなった腰を上げた。

「新しい子、来ればいいな」

という希望と共に右足を1本前に出した。


居間まで歩く道を辿っていくと景色が見えてくる。
現在の景色は冬にしており半纏を羽織っても多少寒い。

息を吐けば白い煙も出てくるので子供心を揺すられる。

けれど廊下に長居すると寒いので少し早足になった。早足になると足元から体温を帯びてゆき紛らわせることが出来るのだ。


そんな事で着いた広い今の前では声が聞こえる。
「なんで呼ばれたの？」「兼さんまた何か壊しました？」「なんも壊してねーよ！前回だって獅子王のせ…」「言い訳は見苦しいですぞ」などとても楽しそうな会話。

思わず微笑みが零れてしまう。
世間ではブラック本丸とやら流行ってるようだがそれは喜ばしくない。
そう思うとよい主になれたのだと実感できる。

いざ襖の枠に手を掛け扉を開けると一斉にコチラを見る付喪神さま。

ちょっと兼さんがそわそわしてるので笑いそうになる。

緊張が走る中、口を開いた。

「新しい刀剣男士が実装されました。
蝶羽国永というらしい、鶴さん、知ってる？」

「蝶羽…？まさか蝶羽が来たn「主はん！！蝶羽って、今蝶羽て言いましたん…？？」なんで被せるんだ明石！！」

「お？明石も知ってるの？」

「なに？！スルーか？！」

「そりゃ、だってなあ？自分の妻ですもん」





「「「はァァァァ？！？！？」」」

新しい子には驚きだらけでした

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