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死の果実が1つ ページ1

敦「ヨコハマにもこんなところがあったんだ…」

風が静かに墓地へ吹いている。

そして、探しに来た人物を見つけると歩み寄っていく。そして、その人物の背もたれとなっている墓石に手を合わせる。

太宰「…中島敦くん。誰のお墓か分かってるの?」

敦「え、いえ。でも太宰さんの大切な人なんですよ
ね?」

太宰「なんでそう思うの?」

敦「え、だって、太宰さんがお墓参りしてるの初めて
みますから。」

太宰「これがお墓参りに見える?」

敦「え、見えますけど…」

太宰「…」

敦「…あ、もしかして太宰さんの好きな人だったと
か。」

太宰「好きな女性だったら一緒に死んでるよぉ。」

敦「太宰さんならそうか。」

太宰「何か言った?」

敦「あ、いえ。」

太宰「…友人だよ。私がポートマフィアを抜けるきっ
かけの半分を作った男だ。彼がいなかったら私
は今もポートマフィアで人を殺していただろ
う。」

敦「え…?」

太宰「なんてね。どーせ。くにきぃ↑だくん辺りに言
われたんでしょ?」

敦「あ、そうだ。大事な会議があるからって。」

太宰「パス。」

敦「え?」

太宰「新しい自 殺方法を思いついたから試したく
て。」

敦「え?またですか?も〜」






国木田「これを見てください。謎の霧が現れてから数
分後…この焼死体が発見されました。」

敦「…!酷い…」

乱歩「この人異能力者だね。」

国木田「その通りです。乱歩さん。次にこれ。同じく
霧が発生してから少しあと、このような死体
が発見されている。これを異能特務課は異能
力者連続自 殺事件、と呼んでいます。」

与謝野「…で?アタシ達も異能力者だから気をつけろ
ってことかい?」

福沢「この事件の依頼を探偵社は受ける。」

ガタッ













『異能力者連続自 殺…ね。これは…渋沢龍彦か…。
全部分かってるんでしょ。太宰。』








太宰「さて、今日は何に乾杯する?」

太宰は1人バーの席に腰掛け、1人話している。
その隣の席にはいつも隣に座っていた友人が飲んでいたものがあった。

織田作《安吾は待たないのか?》

今はいない友人の声が聞こえた気がした。

太宰「じゃあ、世間話をしよう。最近面白い話を聞い
たんだ。りんご自 殺って知ってるかい?」

織田作「…あぁ。シンデレラか。」

太宰「…うーんその回答は私も予想出来なかった
よ。」

死の果実が2つ→



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- 中学生なんですね!同じです!私遅生まれだから13歳だけど中学生2年生なんです。今夏休みですよね、楽しい場所に行ってリフレッシュしてください! (2022年8月12日 11時) (レス) @page9 id: 7039285392 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:双葉 | 作成日時:2022年7月10日 22時

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