病み系社畜は人気者で嫌われ者【過去編】 (ページ2)

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莫迦が2人ページ2

『ここどこ？』

太宰「本当に何も聞いてないね。さっき全て話したよね。」

『え？うそ。聞いてないんだけど？』

太宰「はぁ〜。ヨコハマ疎開の中にある擂鉢街だよ。」

『擂鉢街？』

広津「ここは8年前大きな爆発によってへこんだところです。そこに勝手に作られた街が擂鉢街で
　す。」

『大きな爆発って化学物質的な？それとも異能力ってこと？』

太宰「さぁね。どちらにせよ、何者かによって爆発が起こった…へー外国には鍍金を飲む自殺法があ
　るのか」

『え、鍍金液って有害物質じゃないの？』

太宰「ただし、生きながら内蔵を溶かされる。だって。」

『めっちゃ危ないじゃんｗ』

太宰「そうだね。ね、今の知ってた？えっと…」

『広津さんね。』

太宰「どうも。広津さん。」

広津「参考にさせていただきます。」

太宰「お！」

『なになに！？』

太宰「近い。暑苦しい。」

『酷くない！？そうでもないでしょ！』

太宰「いや近いね。」

『え〜？』

広津「太宰さん。Aさん。ここは抗争地帯です。ご注意を。」

太宰「『抗争？』」

広津「…はい。仲がよろしいようで…で、現在マフィアと敵対する3つの組織です。1つ目が髙瀨會、
　２つ目がGSSそして、３つ目が未成年のみで構成された((prrrrrrrr)…」

太宰「森さんだ。」

『森さんか。』

太宰は電話をしている。

太宰「結論から言うと、先代はいたよ。蘇ったんだ。地獄の底からね。」

『先代が…蘇った…墓から起き上がってはいけない死者…これは大変なことになりそうだな…』

太宰「詳しく報告…(ドンッ)っ！」

『ゔっ！』

何かが太宰にぶつかり、その横にいた私もふっ飛ばされた。私は背中を強く壁に打つ。激痛に顔をしかめながらも立ち上がる。

『太宰。大丈夫？』

太宰「あぁ。」

？「こりゃいい。ガキが２人だぁ。泣ける人手不足じゃねえか。ポートマフィアは。」

太宰「僕は痛いのは嫌いなんだけど。」

？「手前等に選択肢をやる。今死ぬか。情報を吐いてから死ぬか。どっちがいい。」

『選ばせてくれるんだ。』

太宰「今殺せ。楽に殺してくれるなら願ったりだ。」

『同じく。今殺して。楽に。』

？「こいつら…ただの自殺願望のガキか。」

太宰「ガキは君も同じだ。」

？「ただのガキじゃねえんだよ。手前等と違ってなぁ。話してもらおうか。お前が調べてる荒覇吐に
　ついて。」

太宰「あぁ。荒覇吐か。なるほど荒覇吐ね。」

？「知ってんのか。」

太宰「いや？初耳。」