アナタに一輪の華を

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...


涼太)どいて欲しいな、、、


＿＿亜嵐くん

亜嵐)ごめん、それは聞けない願いだな


涼太)どうして？


亜嵐)俺からの話、聞いて欲しい。


涼太)できる限り簡潔にしてもらってもいいなら


亜嵐)分かった。

亜嵐くんから聞かされた、その話は

Aの本心と、亜嵐くんなりの考えだった

亜嵐)ほら、Aの両親って小さなカフェじゃん、でもそこそこ人気な店だしいきなり店閉じて、東京行きますなんて簡単じゃないからさ

亜嵐)俺とねーちゃんが今1番近くにいる血縁関係ある親戚だからさ、そういうのも頼まれちゃったわけよ。

亜嵐)俺は、近くで2人を見てきた仲間としては別れないで欲しいって思うよ。

亜嵐)でも、ジェネのリーダーとしての意見は、涼太の身体もおかしくなって、辛そうな姿を見るのは正直いって苦しい。別れて欲しいって思う。

亜嵐)Aの従兄弟としてみるなら、、、最期まで添い遂げてやって欲しいって思う。


亜嵐)結局、俺はずっとモヤモヤしてる。別れても別れなくても、2人が決める道だから、すっごい葛藤してる。


涼太)そっか。ありがとう亜嵐くん。


亜嵐)でも、1個だけは忘れないで欲しい事がある。

それは、＿＿＿＿ってこと


俺は亜嵐くんのその言葉を聞いて、

今度こそ、間違いなくAの病室へと走った。

水分をとっていない喉は張り付いてヒリヒリする。

何キロもあるだろうその道を全力で走っていて、

脚が今にももつれそうになる。

でも、今すぐにAと話さないといけない。

直感的にそう思った。

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