秘密のfamily2

もう戻れないよ ページ6

咲side

3人の会話を聞いていた彼女が、

教室を飛び出した。

好奇心と獲物を捕らえようとする気持ちが先走って

知らぬ間に彼女の後ろを追いかけた。

咲)はぁっ、はあっ、どこ？あ！あそこ！

駅前広場まで追いかけて、

見失ったと思ったら、

階段を賭け昇っている姿があった

改札をくぐり、そのまま電車に乗り込んだ

彼女は3号車に、俺は4号車に

咲)どこに行くつもり？


？？)お前はバカか


咲)翔！あ、朱莉!?


朱莉)初めてあった子のこと追っかけるって、バカ？


咲)だって、見つけたんだもん。


翔)なにを？


咲)俺の次のパートナー


朱莉)はぁ!?なんで？自分の首絞めてるのと同じじゃん！


咲)そう？


翔)地味で、見ただけでガリ勉って分かるような奴のどこがいいんだか


咲)そこからどう殻を破るのかっていうのが腕の見せどころでしょ？って、あ！降りた！

ここは、中目黒

俺らの事務所がある場所、、、

そして昔からある、

20年前からのファッション雑誌の置いてある書店

いつの間にか2人も着いてきて、

彼女を【尾行】した。

そして着いたのは、

さっき話した書店だった。

彼女が手に取った本は、









有名ファッション雑誌

【model walk】と【Jr.model walk】だった

【Jr.model walk】○○年５·６月号

【Jr.model walk】○○年9·10月

【model walk】○○年11·12月号

声を殺して泣いている彼女は辛そうだった、

そして、俺の隣にいる翔もなぜか

寂しそうに涙を流した

寄り添う2つのシルエット→←時間さえ忘れたよ

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