その６ ページ8
状況は絶望的だ。
あの後、エミリーはヘレナの救助に成功しなんとか撒けたがまた写真を撮られ、今度はトレイシーとヘレナが攻撃された。
写真世界が終わるとヘレナがダウン状態になり、ハンターが近くにいたのかまたチェアに縛られる。
1人目の脱落者はヘレナだった。
そして自己回復が成功したトレイシーを見つけ暫くのチェイスのあとダウン状態になりまたチェアに縛られる。
そして救助に行ったエミリーはタイミングが悪かったのか恐怖の一撃をくらっていた。
暫くするとトレイシーが飛ばされ2人目の脱落者が出る。
次にチェアに縛られるのはエミリーだった。
「どう、しよう…助けに行くべきですよね…」
そう小さく口にし、救助に行こうと震える足を踏み出すAに反するかのように
『私を助けなくていい！』
とエミリーからチャットが送られた。
そして数秒後『早く逃げて！』と続けざまに送られてくる。
Aはどうしようか迷うと『すみません！』と打ちエミリーの言葉通り、地下室を探しに走り始めた。
『ありがとう！』とエミリーから送られた文字に瞳が潤みながらも足を動かした。
✿
「今日も4吊りかな」
と独り言を呟きながらつまらなさそうに束になった写真をペラペラとめくるのは写真家ジョゼフだった。
その様子をチェアに縛られたままのエミリーは黙って見ていた。
「さて…残りのサバイバー、ミニチェア作家か」
そう呟くとチェアから離れ歩き始めたジョゼフにエミリーは咄嗟に「離れてもいいのかしら、救助に来るかもしれないのに」と言葉をかける。
それに対し「残る暗号機は2台…1台ならまだしもこの状況で助けに来ると思うかい？」とジョゼフは鼻で笑った。
「それじゃあまた…次は逃げ切れるといいね」と言いその場から去っていった。
ロケットチェアが発射するまでもう時間はない。
エミリーはただひたすら「ハッチを探すのよA…！」と呟いていた。
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ユウ - 続き楽しみにしてます！ (2021年10月16日 18時) (
レス) @page18 id: 7269ac0cb9 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`)(プロフ) - いきなりすみません！ミニチェアではなく、ミニチュアではないでしょうか？ (2019年8月28日 6時) (レス) id: f9978950ab (このIDを非表示/違反報告)
マイマイ(プロフ) - な、なんだこの小説は...めっちゃ好き/// (2019年8月23日 2時) (レス) id: 8f490fdd4c (このIDを非表示/違反報告)
三千里(プロフ) - かなとさん» 外しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年8月23日 1時) (レス) id: 352d6f3bd4 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月23日 1時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三千里 | 作成日時：2019年8月23日 1時
