7-Lee know- ページ7
次のイベントでのダンス練習を終えたリノは
メンバーと宿舎に帰る支度を始めていた
練習室はメンバーとスタッフの会話で賑やかだ
汗をかいたTシャツを脱いで新しい服を被る
疲れた。早く帰りたい
一度休もうとリノはソファに腰掛けると
深刻そうな表情でハニが話しかけてくる
HN「ねぇヒョン…A先輩のネットニュース見た?」
Le「何だよ?見てないけど」
ハニに見せられたスマホに顔を近づけ目を凝らす
記事の内容は、帰国したAが空港でサセンに
押され転ばされるという内容
リノにとって衝撃的な内容だった
身体が固まり心配と共に怒りが込み上げてくるのを
冷静に押さえ込んで落ち着こうとする
Le「それ何時間前の記事?」
HN「3時間前かな…?」
Le「俺帰るの遅くなるから言っといて」
HN「あっ!ヒョン」
それなら帰国してから時間が経っているから
もう家に着いているはずだ
突然急ぎ出すリノを何事かと見つめる
メンバーをよそに、ソファに置いていた荷物を
雑に取り上げそのままリノは練習室から出ていった
どうしても今すぐ会いたい
車に乗って携帯を取り出すとすぐにAに
電話をかける。コールが鳴り響いている間
こんなにも出て欲しいと願った事はない
そのうちプツッと音がするとヌナの声がした
「リノどうしたの?」
Le「ヌナ、今どこ?一人?」
「家だよ。一人。」
やっぱり普段よりも声に元気が無い事が分かる
Le「今から行くから」
Aの返事を聞く前に電話を切ると
すぐに車を発進させた
こんな出来事があったヌナを放っておけない
柄にもなく普段冷静な彼は
落ち着きが無い様子で車を走らせた
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作者名:雨 | 作成日時:2024年1月16日 23時