26 ページ26
初めて入るリノの部屋は整理整頓されていて
綺麗だった。僅かに彼の良い香りがする
「本当にどこも痛くない？」
Le「全然大丈夫〜」
ソファで一緒に腰掛けて身を寄せ合う
リノの肩に頭を預けていた
事故の知らせを耳にした時、本当に怖かった…
リノの顔を見た瞬間涙が止まらなくて
驚かせてしまったヒョンジナとスンミナに申し訳ない
Le「来てくれたの嬉しかった。ありがとうヌナ」
「当たり前じゃん。リノになんかあったら生きていけない」
私の髪を優しく撫でて「大袈裟だよ」と笑う
Le「ヌナの泣いてる顔、可愛いかったな」
髪を掻き上げ首筋に短くキスをされると
身体がビクッと反応した
「恥ずかしいからやめて」
言う事を聞かずに何度も首筋に唇を重ねてるリノは
そのうち私を逃がさないように顔を覆って深くキスをする
拒む理由も無く私はされるがままだった
「リノ…ダメだよ。大人しくしてなきゃ」
Le「どこも痛くないよ」
「そういう問題じゃないの」
Le「やっぱりヌナの家に行けば良かったー」
そのまま抱き抱えられベッドに寝かせられる
Le「じゃあ今日は我慢するからベッドで
ゴロゴロしてよ」
なんだか甘々なリノにドキドキさせられている私は
それだったらいいよなんて返事をした
「リノや今日は甘々だね」
Le「ヌナと一緒にいるとおかしくなる」
「なにそれㅋㅋ確かに私の前だといつもと違うね？」
Le「誰だって好きな子の前だと違うでしょ」
サラッと言われた言葉にまた胸がギュッと熱くなり
目を逸らすとリノは「照れてるの？」なんて
嬉しそうに顔を覗き込んでいた
こうしていつもと変わらずリノと過ごせる事を
大切にしようと思ったAだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨 | 作成日時：2024年1月16日 23時
