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リノと付き合ってから初めてのカムバ期
忙しい毎日でなかなか会えないで
いるんだけど何故か同じ事務所のリノ達も
一週間遅れてカムバをしている
当然ファン達からは疑問の声が多いし
私達も事務所は何を考えてるのか…って感じで
今日はウマチュンの撮影でリノ達も来ている
こうして同じ仕事を同じ場所でするのは
いつも以上にやる気が出るし楽しみだ
事前収録が終わり時間に空きがあるAは
控室の椅子に座りスマホを見るとカトクが鳴った
リノ끝났다. 와도 좋다(終わった。来ていいよ
カトクを見てすぐに立ち上がり人通りの少ない
楽屋近くの廊下へと足を運ぶ
しばらく歩くと壁に寄りかかって私を待つリノの
姿が見えた。わぁ…やっぱり凄くかっこいい
Le「ヌナー」
こちらに気付いて微笑みながら手を振るリノは
家にいる時とは違うアイドル全開の見た目だ
この人が私の彼氏なんて
「リノも収録終わった?」
Le「うん。疲れた。ていうかヌナ、今日の衣装は
凄く肌が見えてるじゃん」
「あぁ、確かにそうだね。嫌なの?」
Le「いや可愛いから肌出してたら男に注目されんだろうな
って。衣装だから別にいいんだけど」
自分の頭を触って静かに話すリノは心配している様にも
そんな自分に照れてる様にも見えた
こうして仕事の合間にも、少しの時間さえあれば
私達は会って話をした。恋愛はいくら忙しくても
会いたければ会いに行くものだった
「リノ、いつもだけど本当カッコ良い。タイプだな〜」
Le「なんだよいきなりㅋㅋ珍しいねㅋㅋ」
「あははっやる気が出るかな〜ってㅋㅋ」
他愛の無い会話をして笑い合っていると背後から
足音が聞こえてきて、ビクッと身体が跳ねる
そこにはバンチャンとヒョンジンが向かって来ていた
Le「うわ…こっちに歩いて来る」
「やばい…っ私行くね」
誰にも公表してないし、二人でいる所を見られたら
なんかマズイ気がして、私は二人から逃げるように
早歩きで楽屋へと帰ろうとする
BC「リノとAー??」
HJ「Aヌナ?お久しぶりです!」
と思ったけれど遅かった………。
名前を声に出すのやめて……。
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作者名:雨 | 作成日時:2024年1月16日 23時