大っ嫌い。でも、 (ページ10)

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｢あれ！Aじゃん！そんなとこでぴょんぴょんして、どうしたの？(笑)」

高身長イケメンくんはそう私に問いかけた。

流石に無視するわけにもいかず、背が足りず提灯がつけられないことを話した。

すると、そこにぶわぁーっと笑いが起きた。

周りの人は何事かと此方に振り向いたが、まあいつも煩い6人組(何故か私も入っている)として知られていたため、ああ、と納得したように各自もとに戻っていった。

ちなみにゆめくんと柴田とはいつの間にか仲良くなっていたのだ。

私も煩いなと思っていたがそれ以上に恥ずかしかったので特に煩かったてつや、ゆめまる、としみつの背中を思い切り叩いてやった。

｢｢｢いってーー！！！」」」

3人同時に言ったため今度は私が笑った。

｢な！こいつ笑っとる！うざっ！」

としみつは私を指差してそう言った。

｢はあ！？あんたらも笑ってたげぇ！」

私も反撃し、喧嘩？じゃれっこ？が始まると思ったときに高身長イケメンくんが……もうりょうくんでいいや、が笑顔で

｢ちょっとそこ、喧嘩しないの。Aのは俺がつけといたから安心して？」

と、言った。

｢…こ、これだからイケメンはぁー！」

と、としみつが言い、また皆でいつも通りに笑っていた時だった。

後ろの方から、｢てっちゃーんっ！」と、誰かが走ってきた。

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