大っ嫌い。でも、 (ページ5)

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｢っ、で？そ、相談は何？」

私は出来るだけ冷静にしててつやに問いかけた。(つもりだ。)

｢うん、実はさ、もうすぐ彼女との350日記念日なんだけど、何をあげればいいかなって。もう花とかネックレスとか王道なのはあげちゃったからさ。」

ん？

300日…１年とかじゃなくて？
もしかして100日とか150日とか毎回あげてる訳？

｢当たり前だげ！逆にあげないと自分を傷つけ始めるから…。」

｢っえ？！こ、声に出てたの！？」

｢？？」

｢あ、いや、大丈夫、。」

まさか声に出てたなんて。。。

そ、それより、てつやの彼女ヤバくない？

メンヘラなのかな、？

何でそんな女の子が好きなんだろ。私のほうが幸せにしてあげるのに。

｢それでさ、Aなら何渡されたら喜ぶかなって。同じ女子だし！」

｢えっ、あ、う、うーん。。パワーストーンとかどうかな、いろんな宝石言葉あるし、！」

パワーストーンは、まだ幼稚園だった頃にてつやから貰った思いれのあるものだった。

｢パワーストーンかぁ。めっちゃいい！ありがと！やっぱAに聞いて正解だったげえ！」

てつやは満面の笑みでそう言って教室へ帰って行った。

私は何でアドバイスなんかしているんだなんて後悔した。

ちなみに、てつやから貰ったパワーストーンは今もなお持っている。

透き通っていて綺麗な赤いガーネット。でも力強くて見とれてしまう。

宝石言葉は、｢情熱」｢友愛」。

私はずっと友達のままなのかな。