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蝶々 ページ30

「私だって…
こんな立場じゃなかったら
貴方達にどう接していたか
わからない…」



「初めてこの学校で
差別を目の当たりにして、
正直ショックだった

尊敬していた人がそんな風に
態度を変えるなんて」




「でも、私はそんなことしたくない」




「…私は自分の気持ちに副会長って
言う立場を利用してるだけだよ…

結局、あの人達と変わらないもの…」




だって彼等がしている事は
兄をいじめた奴等と同じ事だもの

そんなこと私は死んでもやりたくない




渚「そんなことないよ
Aさんは立派だと思う」



自嘲すると渚君が嬉しい言葉をくれた



「…ありがとう
前原君、本当にごめんね
私そろそろ行かなきゃ…
気をつけてね」



________



渚side



彼女は申し訳なさそうに
顔を歪ませ、軽くお辞儀をしてから
歩いていった



立場上、理事長に逆らう事が出来ず
E組差別を肯定せざるを得ない



Aさんが一番、
苦しく厳しい状況に
置かれているのは確かだ



前原「本校者の人間とは思えないぐらい
優しいな、あいつ」



杉野「優しすぎて怖いくらいだ」



彼女の、あざとさや裏を感じさせない
性格に絶賛の嵐が湧く




渚「…凄いよ、あの人は」


岡野「…うん」




気が付くと、後ろには巨大な球体が



皆「うわぁ!!!」


渚「殺せんせーふくらんでる
ふくらんでる!!」



雨を吸って巨大に膨れる教師の姿
殺せんせーは「仕返しです」と
大きな顔のまま言う




殺「理不尽な屈辱を受けたのです
力なき者は泣き寝入りする
ところですが…」




顔を絞って吸収した水を一気に
地面へと落下させる


その水音の中で先生は声を通らせた




殺「君達には力がある
気付かれず証拠も残さず
標的を仕留める

暗殺者の力が」



殺「屈辱には屈辱を
彼女達をとびっきり恥ずかしい目に
遭わせましょう」




僕達の顔は下衆顔だったに違いない








小さな復讐が終わった後は、
もちろん烏間先生に怒られた。

蝶々→←蝶々



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設定タグ:暗殺教室 , 復讐 , 浅野学秀   
作品ジャンル:アニメ
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- この小説を読んでボカロの誰かの心臓になれたならがすごく合うと、思います (2018年9月4日 10時) (レス) id: 22105498fb (このIDを非表示/違反報告)
風花 - 久しぶりに見てみたら、続編があってびっくりしました!全部読みました!更新、ずっと待ってます!たまに見に来ます! (2017年3月11日 20時) (レス) id: 28c2de270e (このIDを非表示/違反報告)
フェアリテイル - 続編おめでとうございます!はなさんの作品は今まで全て読ませていただいてます!どこか儚げで、だけどどこか毒をもっている…そんな感じが何時までも心の中に住み着いて離れないんです!更新いつまでも待ってます! (2017年2月2日 1時) (レス) id: bc4dac31df (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 続編おめでとうございます!はなさんの作品はずっと前から全て読ませて頂いていますが、今回の作品もとても素敵です(*´ ˘ `*)これからも応援しています! (2017年1月23日 23時) (レス) id: 10cd0d5f13 (このIDを非表示/違反報告)
まり - 続編おめでとうございます!今回のも応援してます! (2017年1月19日 17時) (レス) id: 52288c9db5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2017年1月17日 1時

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