早く寝なさいな ページ8
潮田渚side
E組「…」
学「…だが、僕以外の凡人はそうじゃない」
学秀はA組の教室がムカデに支配されていたのを
思い出していた
頭にねじ込まれるのは期末テストの範囲と
E組の憎悪のみ
学「…今のA組はまるで地獄だ
E組への憎悪を唯一の支えに限界を超えて勉強させる
もしあれで勝ったのなら…彼等はこの先
その方法でしか信じなくなる」
「…私も叔父様に洗脳させられそうになったしね」
前原「えっ…まじか
よく抜け出せたな」
Aさんの発言に
先程教室で三村くんの言っていた言葉を思い出した
「あの人の授業を受けたら
多分もう逆らえる気がしない」
理事長の洗脳を受けたAさんが、
よく戻ってこれた…と感心していると
「あら、ご存知ない?
愛は無敵なのよ」
腕を組んで、勝ち誇った笑みを浮かべた。
その様子に、E組から微かな笑い声が
ちらほらと聞こえる。
浅野君の事が…大好きな彼女は
きっと彼に説得されて洗脳が溶けたんだろう
学「…敵を、憎み、蔑み
陥れる事で手にする強さは限界がある
君達程度の敵にすら手こずる程だ」
Aらしい、と言った笑い声は浅野君の静かな声で徐々に静まっていった
学「彼等は高校に進んでからも僕の手駒だ
偏った強さの手駒では…僕を、支配者を
支える事はできないんだ」
"それはとても、とても優しい青色で
後ろから私の首を絞めている"
___Aは学秀の背後でぼんやりと
そんな事を思っていた
学「__時として敗北は人の目を覚まさせる
だから、どうか。
正しい敗北を
僕の仲間と父親に」
浅野君はゆっくりと頭を下げた
握りしめた手は微かに震えていて
ピタリと太ももにつけている
「私からも、お願いします」
Aさんも、深く頭を下げた
あえて傲慢な本心を隠さないのは
本心で話していることを示しているんだ
プライドの塊の浅野君が
…僕等に頭を下げて
__今、本気で
他人の事を気遣っている
カルマ「え
他人の心配してる場合?
1位取るの君じゃなくて俺なんだけど」
浅野君の額にピキっと青筋が立ったのを
僕は見逃したりしなかった
__何やってんのカルマくん!!!
浅野君はカルマ君の挑発に頭をあげた
その時、やっと僕はカルマ君の気遣いに気付いた
…赤羽業は、そういう男の子だ。
〇〇〇
よそはよそうちはうち
親によく言われる言葉
平等ではない言葉?
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はな(プロフ) - さをりさん» ありがとうございます!! ｳﾌﾌ(*´ω`*) (2017年11月18日 13時) (
レス) id: c64884f1ed (このIDを非表示/違反報告)
さをり(プロフ) - はなさん» とんでもない！！ありがとうございます。私もこみゅーにはてんで疎いです…。主人公の変わりようがスキ。。。浅野君イケメンすぎて発狂しました (2017年11月18日 6時) (レス) id: 6748c59384 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ミューナさん» ありがとうございます!!嬉しいお言葉(泣)友達申請全然おっけーです!!頑張ります!! (2017年11月18日 0時) (レス) id: c64884f1ed (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - ↓続き：なんか、最後テンションおかしかったような（汗) あの、迷惑でなければ友達申請してもいいですか？ (2017年11月18日 0時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - これから、はなさんが自分の思いを気持ちをどのように文字に込めて物語にしていくのかすごく楽しみです。気持ちと文字って違うから。だから本当にはなさんの事、尊敬しています！考えさせられる事だから！ (2017年11月18日 0時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2017年10月30日 3時
