涙の膿、そして酸欠 ページ36
浅野学秀side
___全てが。
全てが、繋がった。
突然Aが泣いてしまう理由が
大人になりたくないと嘆く理由が
死にたいと言う理由が
父さんにべったりだった理由が
嫌な予感が的中した。
全てを知った時、膝の力が抜けて
しゃがみ込んでしまった
悲惨で、ショックだった
それでも、不思議とすぐに立ち上がる事が出来る
…ていうかなんだあの黄色いタコは
そう尋ねるとクラスメイトはため息をついて
事情を説明してくれた
_E組は、これのおかげで強くなったのか。
全てに納得し、僕はまたAを見た。
__片思いなんて、毎日してるじゃないか。
見返りを求める彼女のその発言だって、
確かにキツいものではあるけれど
立ち上がれないわけではなかった
「ふーん…。
貴方も、私にそんな目を向けるんだね。」
倒れ込んでいる赤羽や潮田をまたいで彼女は
前へ進んだ
…全てが全て。嘘じゃなかったはずだ
学「…嘘をつくのが下手だな、A」
向けられた銃口は微かに震えている
彼女に殺されるのなら、本望だ。
___だけど、それは
僕の話を聞いてからにしろ。
学「お前のそれは正義か?」
「…正義だよ。
これが私の正義。」
そのセリフを聞いて、自分はブレザーを脱いだ。
それを茅野カエデに渡し、ストレッチするために
腕を伸ばす。
学「…正義の敵が別の正義なら…
お前のそれが正義なら.
僕にとって今からとる行動が正義だ」
そう言うと、彼女は大きな声で笑い出した
銃や、手に持っていたナイフを投げ捨てる
「貴方に私が止められるとでも?」
暗殺訓練を受けた二人でさえ、無様に血を流して
転がっている
彼女は自分の想像以上に強いんだろう
学秀「…前言ったよな
「もし私が悪い事をしたら。
してしまったら。
貴方はどうする?」って
僕はAになんて答えたか、
覚えているか?」
「…覚えてないわ」
学秀「…Aが間違っていると思ったら
その時は迷わず僕はAの敵になる
Aを愛しているから」
僕はそう言った
…多分、今が"その時"だ」
床を蹴って、走り出した。
遅れをとったAの襟を掴んで押し倒す
突然の事に驚いた顔をしたAはすぐに冷静になり
僕のネクタイを掴み乱暴に引っ張った。
この世で最も美しい殺意
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はな(プロフ) - さをりさん» ありがとうございます!! ｳﾌﾌ(*´ω`*) (2017年11月18日 13時) (
レス) id: c64884f1ed (このIDを非表示/違反報告)
さをり(プロフ) - はなさん» とんでもない！！ありがとうございます。私もこみゅーにはてんで疎いです…。主人公の変わりようがスキ。。。浅野君イケメンすぎて発狂しました (2017年11月18日 6時) (レス) id: 6748c59384 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ミューナさん» ありがとうございます!!嬉しいお言葉(泣)友達申請全然おっけーです!!頑張ります!! (2017年11月18日 0時) (レス) id: c64884f1ed (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - ↓続き：なんか、最後テンションおかしかったような（汗) あの、迷惑でなければ友達申請してもいいですか？ (2017年11月18日 0時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - これから、はなさんが自分の思いを気持ちをどのように文字に込めて物語にしていくのかすごく楽しみです。気持ちと文字って違うから。だから本当にはなさんの事、尊敬しています！考えさせられる事だから！ (2017年11月18日 0時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2017年10月30日 3時
