＿＿＿＿＿さぁ、始めよう。 ページ24
＿＿＿＿
「____随分と…
随分とあっさり終わるんだね、先生
私がっかりだよ」
ぐにゃりと歪んだ声がした
低く、唸る、威嚇する犬のような声。
殺気や憎悪をたっぷりと孕んだぐちゃぐちゃの
心を持った声。
ずだん、と肉を切る音がして振り返ると
殺せんせーの足が全て切断されていた
殺「え…」
体重を支えきれなくなった殺せんせーは
その場にバランスを崩してぐしゃりと倒れ込む
血の代わりに溶けた触手が散らばって
ビチビチとうねっていた
「…ふぅ」
深呼吸をしたその人は目を輝かせ、
眉間にシワを寄せている
いつも見ていた顔とは全然違う
___待って、待ってどういうこと
皆「A…?」
何故、君が…対先生ナイフを持ってるの
カルマ「A…は?
…待って、どういうこと…
何さっきの動き…てか何してんの?」
思考が追いついていない僕達の気持ちを代弁するかのように業君が手を震わせて、彼女に指を指した
殺せんせーの足を切断した後、ロンダードバク宙をして地面に着地した
理事長先生の前に立つ彼女は背を向けて
無言を続けている
理事長先生も、何が起こったかまったく
分かっていないようだった
その指先は滑らかに空気を撫でて、ゆっくりと
白髪の髪の毛に手をかけた
手ぐしで髪の毛を溶かすような動作で髪の毛を持つと
それは取れる
静かに床に落ちていく真っ白な髪
____ウィッグ
その下から真っ直ぐのミルクティー色の
長いストレートヘアがふわりと揺れた
「____初めまして、殺せんせー。」
微笑みを浮かべたAさんの雰囲気は
いつもと変わらず優しい
なのに…目が笑っていない
渚「その、髪の毛…どうしたの?
どういうこと…Aさ…」
不安がどんどん大きくなって心の奥底で
ぐるぐると円を描いて居座っている
何が起きているのかわからなくて目眩がした
にやにやと笑いながら彼女はローファーと
靴下を脱いで裸足になる
「ね、叔父様
この髪色、見覚えないかな」
僕の質問を無視した彼女は
理事長先生に近付くと、顔を覗き込むように首を傾げた
理事長「…」
攻撃的な眼つきだった
睨みだけで今にも人を殺してしまいそうな、
殺意を孕んだ目。
「…叔父様、私が養子に出される前の名字、
教えてあげよっか。」
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はな(プロフ) - さをりさん» ありがとうございます!! ｳﾌﾌ(*´ω`*) (2017年11月18日 13時) (
レス) id: c64884f1ed (このIDを非表示/違反報告)
さをり(プロフ) - はなさん» とんでもない！！ありがとうございます。私もこみゅーにはてんで疎いです…。主人公の変わりようがスキ。。。浅野君イケメンすぎて発狂しました (2017年11月18日 6時) (レス) id: 6748c59384 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ミューナさん» ありがとうございます!!嬉しいお言葉(泣)友達申請全然おっけーです!!頑張ります!! (2017年11月18日 0時) (レス) id: c64884f1ed (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - ↓続き：なんか、最後テンションおかしかったような（汗) あの、迷惑でなければ友達申請してもいいですか？ (2017年11月18日 0時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - これから、はなさんが自分の思いを気持ちをどのように文字に込めて物語にしていくのかすごく楽しみです。気持ちと文字って違うから。だから本当にはなさんの事、尊敬しています！考えさせられる事だから！ (2017年11月18日 0時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2017年10月30日 3時
