2歩目 ページ3
注意
血の表現、自傷行為が出てきます。
過激な表現あり。観覧注意
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いつぐらいだろう。俺は自傷行為をしていた。最初は俺に絡んできたウザイやつと軽く喧嘩しただけだった。返り血が着いた俺の服は汚く、バイ菌しか写ってなかった。が、なぜだろう。自分から出た血は赤黒く、自分が予想したいた血とは異なる色をしていた。自分から出る血は綺麗だった。もっと血が欲しい。綺麗な血を...!血を求めて自傷行為をしていたのだ。
ある日1人の男の子に声をかけられた。自傷行為をしようとしてた時のことなので俺はイライラしながらもなに?と笑顔で答えた。どーせ心配事だろう。またそんなとこしたらダメだよっ!と言われるだけだと予想していたのに帰ってきた言葉は予想の斜め上だった
「お前死にたいの?」
息が詰まった。死にたい?自分は死にたいのだろうか
、いや、死にたくない。だって俺にはまだやらなきゃいけないことがある。
「いや、死にたくはない。」
「ならなんでそれしてんの?」
「綺麗な血が欲しいから、他人から出た血はバイ菌で染ってる汚い血。でも俺の体内からはバイ菌に染っていない血が出てくる。他人の汚い血を見るより自分を壊してでも綺麗な血を見る方が100倍いいだろう?」
男の子は黙っていた。それもそうだ、綺麗な血。はたから見たらただの狂ってるやつ。それもまだ小学生。
きっと先生にバレたら大変だろうな〜と思いながら再会しようとすると
「お前俺の下僕になれ。」
へ?げぼく?最初は何を言ってるのか理解が出来なかった。
「なんで?俺は自分に利益のないことはしない。」
すると男の子は
「俺がお前を殺してやる。そうすればお前は綺麗な血を浴びたまま死ねるだろ?」
嗚呼、そうか。俺はこれを求めていたのか。俺のやらなきゃいけない事。自分でもなんでこんなこと言ったのか分からなかった。でも今すんなりくぼんだところに入ってきたのだ。
「わかった。あんたの下僕になるよ。俺は如月A。」
「イザナ。」
この日初めて俺はイザナ様に出会い、イザナ様について行こうとしたのだ。
イザナ様はきっと綺麗な血で染まっている。
嗚呼、いつか彼の血がミテミタイ...
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過激な表現があったかもしれません...
過激すぎたら少し直そうと思いますが良ければ感想お願いします
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作者名:ゆうらん | 作成日時:2021年7月31日 20時