ep.9 ページ10
side:Conan.
【良い人になり損ねた悪人、とでも言っておこうかな】
確かにAさんはそう言った。
ポアロの外から見た安室さんの顔は確かバーボンてしての顔つきだった。
Aさんに対してその顔つきはするのか。
そう疑問に思ってた。
だけど、ある1つの仮設に行き着いた。
"Aさんは組織の人間だ"
と言うこと。
一番恐れていたのかもしれない。
今まで仲良く接してた彼がまさか組織の人間だったという事に驚きを隠せなかった。
「…でも、良い人になり損ねた…って事は完全に黒ではない可能性もあるのか…！」
もしかしたら、彼をコチラ側に引き寄せられるかもしれない。
これは大きなチャンスだ。
見逃してたまるか…！
俺はすぐ様博士の家に向かった。
「灰原！氷室Aって名前、聞き覚えあるか！？」
「氷室…A？」
「…嗚呼。彼はもしかしたら組織の人間かもしれないんだ！」
「組織の…！？工藤君…！貴方は何故馬鹿な事をするの！無闇に組織の人間と関わるなんて…！」
「最後まで聞けって！後で写真送るから調べてくれ」
「……ﾊｱ、分かったわよ。その代わり！あまり突っ込むような事はしないでよ！？」
「嗚呼。」
灰原は呆れながら調べる事を承諾してくれた。
・
・
side:Ai.
工藤君から聞いたあの名前。
聞いたことがあった。
それに、組織の人間かもしれないという話を聞いて可能性は出てきた。
私と同じ状況で組織に介入した彼。
でも私は暫くはアメリカにいたからあまり彼とは会えなかったけれど…。
「確か…コードネームは…」
スティンガー…だった気が…。
「…あった。」
特殊なやり方でコードネームを割り出した。
その時、工藤君から送られてきた写真を見てまさに彼だと確信を持てた。
友人であろう男子高校生…京極さんの隣にいる笑顔の青年。
この写真からでは本当に組織の人間かどうか理解出来ないくらい無垢な人間だと思ってしまう。
組織にいた頃、少しだけ接した時もあった。
聞けば心を許した相手じゃないと警戒してるらしい
けど、私の前では警戒してる素振りは見せなかった
私にも心を許してたのかしら…。
私が逃げた時、彼はどう思ったのかしら…
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Topaz トパーズ - 面白かったです！こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！(o^―^o)ﾆｺ (2021年6月5日 5時) (
レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 安室さんの車はRX-7ではないでしょうか？ (2019年10月23日 13時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみにしています！ (2019年9月23日 3時) (レス) id: 10e30cb7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊. | 作成日時：2019年9月8日 20時
