ep.6 ページ7
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「それじゃあ、僕外の掃き掃除してきますね。」
「あ、分かりました!」
外へ出る時チラリと此方を見た。
どうやら、何か外で話をしたいらしいようだ。
『…ごめん。電話だ、少し離れる。』
「分かった。」
電話が来たと思わせるようにスマホを持って店の外へ出た。
すぐ近くの路地裏で安室さんが待ち構えていた。
『…何か?』
「…いえ。大した話ではないのですが貴方は何故此処に?」
『真の付き合いだよ。…組織には無関係だから手は出すなよ。何かしたらただじゃ済まないと思え。』
少し睨み牽制する。
「…っえぇ、それは百も承知です。」
『話はこれだけか?』
「えぇ、呼び出してすまません。」
『…そ。』
・
店内に戻れば何だか盛り上がっていた。
『何の話をしてるんだ?』
「A。家族のことについて話してたんだ」
『家族、ね…』
「Aさんの家族って何人いるんですか?」
『…父と母がい
「い
「…あ、」
真は俺の家族がいない事を思い出し、顔を曇らせた
『大丈夫だってば、真。そんなに落ち込むなってば』
訳が分からなそうにしている彼女達に俺の両親が事故で死んだ事を正直に話した。
と言っても本当は殺されたんだけどこれは裏の話。
「…そうだったんですね。」
「すみません。何も知らずに聞こうとしちゃって」
『気にする事はないよ。もう何年も前だし…既に立ち直ってるからさ。』
落ち込む彼女達を慰める。
ホッとしたような表情を見せ、違う話題を出した。
「Aさんは今も恋人作らないんですか?」
『…俺?』
ないない。
恋人なんて、まだ必要ないよ。
まあ…いつかは欲しいけど。
『俺はちゃんと
「…ケジメ?Aって何かやらかしたのか?」
『まあ、ちょっとな。でも、俺一人で解決出来そうだから大丈夫だ。』
一人で解決出来るなんて真っ赤の嘘だけど。
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Topaz トパーズ - 面白かったです!こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました!(o^―^o)ニコ (2021年6月5日 5時) (レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 安室さんの車はRX-7ではないでしょうか? (2019年10月23日 13時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 面白かったです!更新楽しみにしています! (2019年9月23日 3時) (レス) id: 10e30cb7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊. | 作成日時:2019年9月8日 20時