ep.4 ページ5
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『ふぁ…ぁぁ…ッ』
「眠そうだな、A」
『嗚呼…ちょっと夜更ししちゃってな。』
夜更しと言えば夜更しだ。
任務が遅かったしいつもより遅く寝たし。
「…あまり、無理するなよ?」
『ありがと。』
学校は楽しい。
組織の事も一時的に忘れられるから。
真といると尚更そう感じる。
「あ、そうだ。A今日も園子さんから誘われたんだけど…」
『今日は何もないから行ける。で、どこに行くんだ?』
「出掛ける程ではないけど喫茶店でお茶する程度だと…」
『へぇ…いいね。』
・
・
そして、放課後。
制服のまま待ち合わせ場所へ向かった。
そこには既に彼女たちが待っていた。
「す、すみません。遅れました…!」
「真さん!いいのよ!あたし達もさっき来たばかりだし!Aさんも来てくれてありがとうございます!」
『昨日は行けなくてごめんな。』
「いえいえ!」
「それじゃあ、行きましょ!」
園子さんを筆頭に喫茶店へ向かう。
どうやら、以前行った事がある【ポアロ】へ行くらしい。
「最近、新しいイケメン店員が働いてて!」
「ちょっと、園子…!それ、京極さんの前で言っちゃ…」
「大丈夫よ!あたしは真さん一筋だから!」
と、結構大きめな声で言い張る彼女サン。
『愛されてるな、真』
「…そ、だな//」
後ろから眺めているこの光景。
普通に見えるのに俺には未だにこの光景に新鮮さを感じる。
「…A?」
『……ん?何?』
「ボーッとしてるけど…大丈夫か?まだ眠いとか…」
『大丈夫大丈夫。ほら、行こーぜ』
真の背を押し、少し離れた先にいる彼女達を追い掛ける。
俺にとって、真たちといられるこの瞬間だけが至福の時なんだからさ。
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更新遅れました、スミマセン。
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Topaz トパーズ - 面白かったです!こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました!(o^―^o)ニコ (2021年6月5日 5時) (レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 安室さんの車はRX-7ではないでしょうか? (2019年10月23日 13時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 面白かったです!更新楽しみにしています! (2019年9月23日 3時) (レス) id: 10e30cb7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊. | 作成日時:2019年9月8日 20時