ep.32 ページ33
・
「………。」
『隠しててごめん。』
『組織を裏切ったとしても俺は犯罪者なんだ。…あまり、俺と関わらない方が…
「何でそうなるんだよ。」
…は、』
「俺は、何があってもAの親友だ…！」
『…ｯ真…』
視界が歪む。
必死に流れる物を拭うが次々溢れ出て手に負えなくなった。
『ご、めｯありがとｯ…』
・
・
・
「落ち着いたか…？」
『…嗚呼、ごめん。』
落ち着くまで慰めてくれた真。
もう本当に感謝しか言葉が出て来ない。
「自分が言える事はただ1つ。何があってもAの親友だって事だ」
『…そう思っててくれると有り難い。』
半ば一生独り身で生きていこうと思った事もあった
でも、真が許してくれなさそうだな…。
「今日はもう帰るよ。Aは少し休んだ方がいいよ」
『嗚呼、そうするよ。』
真とは部屋内で別れ俺はベッドに横になった。
どんな反応するのか分からなかったけど少なくても真は俺を嫌ってはなかった。いや、以前と変わらなかった。
『…彼等にも日本に戻ってきた事教えねぇとな…』
彼等は俺がアメリカにいた理由は分かってる筈。
でも、日本に帰ってきた事は分かっていない筈。
明日にでも工藤邸を訪ねるか。
今日は外に出る気力を失ったからルームサービスで夕食を済ませる事にした。
・
・
そして翌日、寝過ぎて起きたら昼過ぎで慌てて飛び起きたのを覚えている。
朝ご飯はコンビニでおにぎりでも買って食べ歩きだな
そうと決まれば行動に起こすのは早い俺はさっさと着替えてホテルを出た。
おにぎりと録茶を購入して工藤邸へ続く道のりを食べながら歩く。食べ終わる事には着くだろうな。
『って言うか、今日いるよな。日曜だもんな』
そんな事言っていたら工藤邸に到着。
見るのは2度目だけどいつ見てもデカイと俺は思う。
ピンポーンと呼び鈴を鳴らせば眠そうな声で「はい」と応えた。
『宅急便でーす』←
「あ、どうぞ。」
瞬時に考えたサプライズ。
宅急便と名乗ったら難なく成功した。
高校生探偵も地に落ちたもんだな(冗談)
ガチャと開けられた扉。
部屋着のままの寝惚けた工藤君。
そして、手土産を持った笑顔の俺。
「Aさん!!!?」
『よ、コナンくん。あ、新一くんだったね。』
組織が壊滅してから知った衝撃の事実。
コナン君はなんと高校生探偵の工藤新一だったのだ。
『ちょっと、暇潰しに来たんだけど今空いてる？』
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Topaz トパーズ - 面白かったです！こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました！(o^―^o)ﾆｺ (2021年6月5日 5時) (
レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 安室さんの車はRX-7ではないでしょうか？ (2019年10月23日 13時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみにしています！ (2019年9月23日 3時) (レス) id: 10e30cb7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊. | 作成日時：2019年9月8日 20時
