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ep.10【純黒の悪夢】 ページ11




そんなある日、ジンから連絡が来た。


【決行日は明日の9時。】


簡素な一文だけ送ってきた。


『…支度でもしますか。』

少し家を離れる為貴重品等は奥の部屋にある金庫に詰め込んだ。

真にも明日はスマホ見れないため連絡は控えてくれとだけ伝えて電源を切った。

そのスマホを金庫にしまい、組織用のスマホを出す
暫くはこのスマホで活動をする為だ。


『…これで大丈夫かな。』










翌日の19時。

俺はアジトへ赴き、俺達の足となる車に乗り込んだ

その後、警察官に成りすましたキュラソーを迎え、警察庁へ向かった。


『…』

「…」


車内は相変わらずの無言。

まあ、当たり前だ。
俺はキュラソーとは初対面に近いし…
キュラソーにとっての俺はただの下っ端に過ぎない


『着きました』

車を警察庁の裏方に停めてキュラソーを見送る。
そして、逃走の出発点にある場所へ車を移動させる


そして、30分が経っただろうか…
警察庁の入口から警備員らしき声が聞こえた。


『…来たか。』

警察庁の出入り口まで車を運び助手席の扉を開ける

キュラソーが勢い良く飛び乗ったのを確認すると
アクセルを踏み、逃走する。

高速道路に向かって車を走らせる。
サイドミラーをチラリと覗けば白のRX-7が追い掛けてくる。

『…!』

チラリと見えた運転手。

…何度かみた顔だった。

ノックじゃないと言った癖に…


ノックじゃないかよ…



…バーボン。


『…収穫は』

「バッチリよ」

『…そう。』


猛スピードでぐんぐんと先行車を抜かしていく。
すると、隣にRX-7が並走してきた。

俺は彼を一睨みする。

裏切り者…とでも伝えるように。


『ちょっと荒ぶるからちゃんと掴まってて下さいよ』


キュラソーは肯定の意味を持って頷いた。

『此処は俺の独擅場だ…』(ニヤリ

スピードを出して先行車をガードレールに押し付ける。

圧に耐えられなくなった車は勢い良く後ろへと飛び散った。

…車に乗ってる運転手や同乗者は無事かどうかは俺には分からないが、無事でいて欲しい。

俺はそれほど冷酷ではないし。


『…チッ諦めの悪い奴だな』

後ろを見てもまだ執拗に追い掛けて来るLR-7。

『だったら…これはどうだ…?』


先を走る大型トラックにも横から追突する。
トラックはブレーキを掛けて停まろうとするが後ろから来たトラックに追突され、壁を突き破り俺達が乗ってる車も巻き込んで落ちた。


✘カーチェイスのシーンが表現できない…

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Topaz トパーズ - 面白かったです!こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました!(o^―^o)ニコ (2021年6月5日 5時) (レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 安室さんの車はRX-7ではないでしょうか? (2019年10月23日 13時) (レス) id: 52067018fe (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 面白かったです!更新楽しみにしています! (2019年9月23日 3時) (レス) id: 10e30cb7f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊. | 作成日時:2019年9月8日 20時

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