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【ポアロ】
スマホで調べて出てきた喫茶店の名前だ。
見た目は落ち着いた見た目で僕でも馴染めそうな喫茶店だった。
『…2階は…毛利探偵、事務所…?』
毛利って確か…最近有名になった探偵だった気が…
ま、僕には無関係だし…。
さっさとご飯すまして食料買って帰りたい気分なんだよな。
カラン…
「あ、いらっしゃいませ!」
迎えてくれたのは可愛らしい店員さん。
愛想いいな…。
当たり前か…接客業だから。
愛想悪かったらここに居ないよね。
「お好きな席へどうぞ!」
そう言われたので奥の席に腰を下ろした。
すぐ様お冷とメニューが出された。
『…コーヒーとナポリタン下さい。』
「畏まりました!コーヒーとナポリタンですね!」
メニュー表を持ってカウンター内へ消えて行った。
昼時なのでサラリーマンとか午前で終わったのか女子高生が店内にいた。
周りなんて興味を持たない僕は持っていた読みかけの小説を開き視線を下に落とした。
・
・
ジィィィ…
『………。』
ジィィィ…
『……。』
「ねえねえ!お姉さん!」
『ピクッ…』
「お姉さんってば!」
気づいたら目の前に眼鏡をかけた小学生がいた。
何だ、この子供は…。
『……あのさ、言いづらいんだけど僕はこう見えて男なんだけど…』
「えっ!!?男の人だったの…!!?ご、ごめんなさい…」
『まあ、いいけど、いつもの事だし…。それで、僕に何か?』
「何の本読んでるのか気になっちゃって…」
『…本は比較的何でも読むから特定好きな系統はないよ。』
今回はミステリー小説だ。
工藤優作の新作が出たから気になって買ってみただけ。
好きな作家もまばらだ。
いや、作家は作家でも好きな小説と嫌いな小説があるから本当に自分で気まぐれに好きになったり嫌いになったりする。
「僕もミステリー小説好きだよ!」
『…子供にしては大人びてる物が好きなんだね。
大人向けの本を小学生の君が読んでるとは…まさかその本は小学生向けになってるのかな。』
「…僕、漢字は大の得意だから!」
『…そう。用が済んだなら話しかけないでくれるかな。僕は君と違って人はそんなに好きではないんだ』
「う、うん。ごめんなさい。じゃあね!」
と言って、すぐ近くにいる女子高生の中へと戻っていった。
何か、いつもより数倍疲れた気がするよ。
それからはナポリタンを食べてさっさと喫茶店を出た。
ちゃんと夕飯の買い物も済ましたよ。
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柊.(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます。粘れば続けそうでしたけど長く続くと自分の気力が落ちちゃうので無理矢理終わらせちゃいました。笑私にとっては男主の方が何かと作りやすいですからね。恋愛もないし笑またの小説も頑張ります (2019年8月19日 23時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - でも、コナンくん達と出会って色々あり、やっとの事で家族全員ハッピーエンドを迎えたのを見て感動しました。欲を言えば、もう少しお話を見ていたかったですけど(笑)、んー、まあ…その、お疲れ様でした。これからも、面白い小説待ってます。笑 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 完結おめでとうございます。一時期、男主の作品にハマっていて偶然見つけたのがこの作品でした。不運な事故で妹をなくし、妹の代わりに女の子として育っていた主人公を見て可哀想だな、と思いました。 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
柊.(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。久々に誤字りました(笑)また、誤字がありましたらよろしくお願いしますね(笑) (2019年8月15日 17時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 21話に誤字がありました。「マカでミンショー」ではなく、「マカデミーショー」です。 (2019年8月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊. | 作成日時:2019年6月14日 19時