【名探偵コナン】僕を見つけて。【男主】

02. ページ4

✘


米花町。

地元と比べやっぱり人が多い。

町中を歩いていると何やら時々視線を感じる。

取り敢えず、これから住まうアパートへ向かう。


お金がギリギリな為贅沢はしない。
そういう欲は我慢する。

肉も食べたいけど高いから手が出さない。
野菜中心の生活が続くと思う。
その野菜も物価が上昇してるのか値段が以前と比べて増している。


『っと、考えすぎて危うく通り過ぎようとした』


目的地は【木馬荘】

木造アパートの一室を借りる事になっている。
家主の杉浦さんに挨拶をして借りる部屋の鍵を渡された。

住民は大家さん宅と僕を除き、あと二人住んでいるらしい。

一応、挨拶はするけど極力関わらないようにするのが一番。


『…そうだ。母さんに連絡しないと……』


いけないんだった。


あの偽り生活から解放された為すっかり忘れてた。


prrr
【もしもし、蒼伊？】

電話掛けたらワンコールで出た。

『お母さん？着いたから連絡したよ』

【良かった。あ、そうだわ。蒼伊、お母さんね。暫くしたらそっちに遊びに行っても良いかしら】

『えっ………う、うん…それじゃあ、落ち着いたらまた連絡する、よ…』


電話を切る。


此方に来るのか…。


もし、大家さんに会ったら事情を説明して理解して貰おう。


取り敢えず、荷物の整理だ。


『…頑張ろ』


・



・



・



あとかた綺麗に片付けられた。


荷物は少ない方なのでたったの30分で片付けられた



時刻は午後2時。



お昼どきなので夕食の材料調達も兼ねて外で済ませていこう。



『何処で済ませよう…』


静かな場所がいいよな。


良い場所あるか。



スマホで調べてみたら少し先だけど喫茶店があるのを見つけそこで済ませる事にした。



家を出たら小学1年生だと思われる子供と会った。


杉浦開人くん。


大家さんの一人息子らしい。


…蒼伊も、病気じゃなければ、


ランドセル背負ってる姿が見られたのかな…。


「お兄さん、溜息ついちゃダメだよ！」

『…？』

「溜息つくと幸せが逃げるってお父さん言ってたから！」

『…そうだよな。うん、君のお陰で悩みとか消え去ったよ。ありがとう』

「どういたしまして！」


開人くんと別れ、喫茶店へ向かった。


開人くんのおかげで悩みが消え去ったおかげか

先程まで重かった足取りが軽くなった気がした。



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後先考えずに作ったからこれからが不安でしかない(泣)

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