【12話】少年探偵団 ページ13
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天気は快晴。
子供達の楽しそうな声を聞きながら
京は公園のベンチで本を読んでいた。
すると、足元にサッカーボールが転がってきた。
目の前で遊んでいた子供たちの物だろうと思い手に取った。
「おじさん、ありがとう!」
眼鏡をかけた男の子が駆け寄って来たので
ボールを返した京はふと男の子の顔を見て
"誰か"を思い出した。
『…君、私の生徒によく似ていますね』
「えっ…」
『いえ、此方の話ですよ。』
「もしかして、新一兄ちゃんの事?」
『!!彼の知り合いなんですか?』
「う、うん。遠い親戚だよ…」
『そう、ですか。
もし出来れば連絡をして下さいと伝えておいて下さい。』
「うん、分かった!おじさん、名前は?」
『京Aです。工藤くんの担任ですよ、』
「僕、江戸川コナン!よろしくね!」
「おい、コナーン!何してんだよ!」
「サッカーの続きしましょうよー!」
「コナンくん、そのおじさんだーれ?」
一緒にサッカーをやってた子供達がコナンくんを呼び出す。
女の子の方は駆け寄ってきた。
「あはは、ごめん。蘭姉ちゃんの先生だからちょっと話し込んじゃった(笑)」
!
この子…
一体何者か、そんな事をふと頭に浮かんだ。
何故毛利さんの担任だと知っているのか‥。
(‥‥でも、彼女から教えてもらったのでしょう)
それなら、納得ができる。
いつからか京の周りには5人の子供達に囲まれていた
「私、吉田歩美!」
「僕は円谷光彦です!」
「おれ、小嶋元太!」
「…灰原哀よ。」
『私は京Aと申します。』
「俺達、少年探偵団なんだぜ!!」
『少年探偵団‥ですか。』
「歩美たち、大きな事件も解決した事もあるんだよ!」
「全部、江戸川くんのお陰だけどね…」
「あはは…;;」
『…では、何か困り事があれば君達に相談しても、
宜しいですか?』
そう伝えると子供たち(特に3人)はパアッと明るくなり「勿論!」と言ってくれた。
その後、子供達はサッカーをしに戻った。
京も小説の続きを読み始めた。
しかし、目の前に誰かが立っていた為京は読むのを止めた。
『おや、君は‥サッカーをしないのかい?』
「ええ、私はああいう遊びはそんなしないの。」
『そうですか、若い内に遊んでおかないと…
大人は大変ですからね…』
「…そう。大人は大変よね。」
『……君は、あの子達より随分と大人ですね。
…まるで、年齢を偽ってるように…』
「!!?」
彼女…灰原哀は京の言葉に目を見開いた
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祟璃(プロフ) - コナンくんと哀ちゃんへも何かあったらより良かったな、と思いました。とても良い作品でした。 (2019年4月18日 2時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
穏無(ナゴム)(プロフ) - 完結、おめでとうございます!!まさか亡くなるとは……悲しいですね……お疲れ様です!次回作も楽しみにしてます!! (2019年3月13日 18時) (レス) id: 9a610d9bc1 (このIDを非表示/違反報告)
穏無(ナゴム)(プロフ) - 柊.さん» なるほど……その気持ち分かります!更新停止してるなら続きを!って感じですね(笑) (2019年1月26日 11時) (レス) id: 9a610d9bc1 (このIDを非表示/違反報告)
柊.(プロフ) - 穏無(ナゴム)さん» コメントありがとうございます!影響受けた作品ですが…(今は更新停止中)アレックさんが作ってるイケオジ教師の言行録です。続きが気になり過ぎていっその事自分が作っちゃえ的なノリで作ってしまった作品です(笑) (2019年1月26日 10時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
穏無(ナゴム)(プロフ) - すごくこれからの内容が楽しみになる作品です!頑張ってください!!影響を受けた作品……自分も見てみたいです(コソッ、教えて貰えますか? (2019年1月26日 7時) (レス) id: 9a610d9bc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊. | 作成日時:2019年1月26日 0時