永瀬のカノジョ

休日 ページ8

廉 side



今日は お父とお母もお出かけ中。




やからAと2人きり。




廉 ｢暇やなぁ〜、何する〜？｣



A ｢お腹空いてへん？｣



廉 ｢…減った。｣



A ｢なんかつーくろ。｣



廉 ｢TKGでええやん。｣



A ｢アカン！そんなんじゃ栄養摂られへん！！｣



Aはちっちゃい頃からよくご飯を作らされていた。



もう今は消えているけど、、、




.




あの頃は夏でも長袖を着とった。

火傷の跡を隠すために。




ある日Aの腕の傷を知ったのは





｢なぁ、なんで暑いのに長袖なん〜？｣


って言葉から。






俺が無理やり腕をめくったらそこには痛々しい火傷の跡があった。







その後俺がお母に言って、皮膚科とかに




連れてってあげたんやけどな。



やからもう跡は薄くなってる。



.







.




それで今じゃ、料理人並みの上手い料理を作ってくれる。





ホンマに美味いねんで？





A ｢んー何食べたい〜？｣




廉 ｢なんでもええよ。Aがつくるんやったら。｣




A ｢じゃあ、適当に作るわ。｣




廉 ｢頼んまっせ〜｣





前、料理手伝う。って言って手伝ったら


俺がいろいろボールの中身全部ひっくり返したり、


パン粉に水ぶちまけたり して、




｢廉、邪魔や！もう！！仕事増やすなぁぁぁぁ！！！！｣




ってめっちゃ怒られたから




あれから俺はもう手伝わないようにしてる←






ボーーっと待っとると、




A ｢おまたせ〜出来たでーー。｣





運ばれてきたのは


豚肉に卵が絡めてある ピカタ




って料理と、


あんまり見たことない切り方をしてあるきゅうり。



に ドレッシングとトマト。




あとは温かいご飯♡




やっぱり白米に限るな。←




廉 ｢やっぱり美味そうやな〜食べてええ？｣



A ｢どーーぞーーー｣




廉 ｢いただきまーす。｣





やっぱり美味いわ……



しかもいろいろと栄養考えてくれてあって




さすがやな……



廉 ｢めっちゃ美味い。ホンマに。｣



A ｢そんな大したもん作ってないやん(笑)｣



廉 ｢いや、栄養とか考えてくれてるのとかホンマ好き。ありがとう｣




A ｢な！そんな改まんといてや？(笑)｣





あーーー、やっぱり好きやわ〜




Aの手作り料理。




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.








.









Aが1番好きやけどな。

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