永瀬のカノジョ

デート ページ4

廉 side




廉 ｢なぁ〜遊び行こうや〜｣


っと抱きつきながら言ってみる。



A ｢えーー、どこ行くん〜？｣




廉 ｢今から決める〜でも、デートや！デート！！｣



A ｢じゃあ、着替えてメイクしてくるから待ってて〜｣



廉 ｢手短にな！｣



A ｢それは無理！！(笑)｣









.




.



30分後…






A ｢おまたせ〜！｣



俺がソファでスマホいじっとったら後ろから聞こえた声。




廉 ｢っ！メイクせんほうがええんやない？｣



A ｢え？なんで？変？？？！｣




廉 ｢いや、変やないけど可愛すぎるからアカン。｣



A ｢なっ！！｣



廉 ｢今日は許したるけど、次はあかんで。｣




廉 ｢おっかあー！！！行ってくるなーー。｣



廉母 ｢気をつけてな〜｣





ガチャ






A ｢で、どこ行くん。｣




廉 ｢んーー映画でも観る？｣




A ｢普通やな。まぁいいや行こ。｣



え、まぁ、映画って普通か。


映画館にカップルよう居るもんな。





電車に乗って映画館まで行く。




廉 ｢何観る〜？｣


A ｢何やってるかわからんで来たん？！｣



廉 ｢とりあえずここって感じで…｣


A ｢マジか、ありえへんな。｣


廉 ｢そうゆうAは何やってるか知ってるん？｣



A ｢……知らん。｣




廉 ｢お前それで俺に上から言うなや！！！｣



A ｢さーせん…ほら決めてはよ！｣



廉 ｢俺かよ！｣



公開一覧表を見ると、


温かいような家族系の映画があった。




Aもそれに目が止まっとった様子。



けどそれはやめておくわ…



ん！！！俺の大好きな 『ONE ○IECE ！！』



廉 ｢なぁ！コレ！！これ見よ！！！｣




A ｢……｣


ん？



廉 ｢A？どうしたん？？A？？｣




A ｢……！あ！ゴメン！で！はい！何観る？？｣




廉 ｢ A、コレ観たいん？｣



Aがずっと眺めてたのは さっきの家族系の映画。



A ｢…このフライヤー(ポスター)の写真見てホンマの家族ってどんなんなんやろ。って気になっただけ。｣



廉 ｢…コレ…観る？？？｣



A ｢いや、ええよ、廉の観よ？｣



廉 ｢Aがええなら俺はAの観てもええと思う。｣



A ｢……ん。 こっち観てみてもいい？｣

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