永瀬のカノジョ

ドライヤー ページ18

廉 side



だんだん春に近づいてきても

やっぱり 朝や夜は肌寒い。


Aに先にお風呂入ってええよ。


って言われたからお先に入れてもらったけど



もう既に湯冷め中……。





ガチャ





.





A 「廉ーーーー。 上がったーー。」





そう言われてAの方を見ると

髪の毛がビシャビシャ……





廉 「お前ちゃんと拭いてこいや。髪ビシャビシャやん。」




A 「やって めっちゃ眠かってんもん。」






廉 「はあ………。 そこ座り。乾かしたる。」






A 「おーー、すまんのぉーー。」






もう半分寝ぼけた状態のA。







久々にAの髪に触れるなー。








って、アホやな俺もこんなこと考えて。






はよ、ドライヤー…。





.




.

カチッ






ドライヤーをしていくうちに首がコクンコクンなってるA






ここで寝させるわけにはアカンから






廉 「おい、持っちょっとで終わるから。起きろ。」





A 「なぁ…」





廉 「なんや。」





寝てると思ったら急に なぁ。なんて真剣に
聞いてくるからビビるやん。









.









.









.









A 「そのドライヤーってマイナスイオンとか出ぇへんの？」









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廉 「はぁ？」









A 「やからそn」





廉 「元は男の家のドライヤーやの！！！んなシャレたもんないわ！」









はぁ……。





.








なんか期待して損したわ。

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