永瀬のカノジョ

カノジョの過去 ページ2

廉 side




さっきも自己紹介で言った通り。





Aはまだ完全に俺と紫耀以外に心を開いている訳ちゃう。




Aの両親は離婚したけど、それまでが長かった。




俺もAの家に行くとそこは
酒とタバコの臭いしかせんかったのを今でも覚えとる。



Aのカラダにも今でも痛々しい傷は刻み込まれとる。



そのときは家が近かったから、



虐待されたときは親父の隙をついて

家から出てきて泣きながら俺の家に来たんも覚えとる。




そうゆうことがある度に、



俺はコイツを守らなあかん。って思った。





やから離婚した。って聞いた時は嬉しかった。



Aのお母さんは優しかったからな。


それとAにはお姉さんもいてん。






けど、神様は意地悪やった。




Aのお姉さんが大学に行く。って言って、

しかも関東の方に。



ココは大阪。




Aのお姉さんは一人暮らしやなくて、


Aのお母さんと二人暮らしをしに行った。



お姉さんの方は 虐 待 なんて受けてなかった。



むしろ可愛がられていた。






やからあの家族はAを捨てたんや。





Aの情緒不安定。




それが見てられず、



俺はAに一緒に住もう？と気づいたら言っていた。


俺の家には おっかあ、お父、弟が居る。



けどみんな優しいから大丈夫や。って思ったし、


俺のそばにずっと居させたかった。



って言うのが1番の理由かな。

いろんな告白→←永瀬のカノジョ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す