神の呼吸使いは、竈門兄妹の親友です！2

伍拾陸 ページ10

･


そう言いながら、後退りする月彩。


もう無理だよ、月彩。





逃げても……




最後の力を振り絞って、刀を握り直す。





ゆっくり立つ。

月彩は、怯えて糸を出さない。
私からしたら好都合だけど。






A『全集中 神の呼吸 参の型 引き波』







月彩｢い、嫌よ!!いやーーーーーー!!｣








私の刀が、月彩の頸に届く。





そして、月彩の頸が宙に浮く。






月彩の身体も消えかけてる…









ﾊﾞﾀﾝ








も、もうダメ…



意識がやばい。

さっきので無理しすぎた。






意識が……




ﾊﾟﾀｯ















鎹鴉｢伝令、伝令!!カァー!!本部ヨリ伝令アリ。炭治郎、禰豆子、A三名ヲ拘束!!本部ヘ連レ帰ルベシ。カァー!!｣







鎹鴉｢炭治郎、A及ビ鬼ノ禰豆子、拘束シ本部ヘ連レ帰レ!!カァー!!



炭治郎ー市松模様ノ羽織リ、額二傷アリ。竹ヲ噛ンダ少女ノ鬼禰豆子ー!!｣









鎹鴉｢Aー桃色ノ羽織リ、頭ニ赤イ薔薇ツキ。カァー!!連レ帰レー連レ帰レーカァー!!｣









隠site


鴉の伝令で連れ帰る3人を探し中。


確か、桃色の羽織りを着てて頭に、赤い薔薇を付けてんだっけな。



隠1｢赤い薔薇を付けた隊士…………あ、あの子か。｣


隠2｢この子…結構、骨折れてるわね。｣


隠1｢拘束だな。｣




骨折れてんのに拘束は、可哀想な気もするがな……



命令だからな。
















目が覚めると……前には隊服を着た数人の人達。

右横には炭治郎。





え？何処ここ……





しのぶ｢あら、起きましたか？｣





A『えっと、はい……』






誰……？









あ!!もしかして、前に鱗滝さんが言ってた【柱】!?








柱って最も位の高い隊士なんだよね。



え？ってかなんで私はここにいるの？




拘束されてるから、腕が痛い…

折れてるんだけど……



目の前の人達は分かったけど、ここ何処？
なんで炭治郎も居るの？





頭こんがらがってきたよ!!





しのぶ｢ここは鬼殺隊の本部です。あなたと炭治郎君は裁判を受けるのです。胡桃Aさん。｣








裁判って何の!?


炭治郎と関係あるんだよね……






禰豆子?








そういえば、禰豆子は？


善逸や伊之助は何処？

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