神の呼吸使いは、竈門兄妹の親友です！2

伍拾捌 ページ12

･



蛇の人が冨岡さんの話をすると、皆が右の方を向いた。






ってことはあそこに一人でいる人が、冨岡さん…







蝶の髪飾りをつけてる人が、処罰は後で考え炭治郎から話を聞きたいと。





しのぶ｢坊やが鬼殺隊員の身でありながら、鬼を連れて任務にあたっている。その事について当人から説明を聞きたい。





先程、Aさんから話は少し聞きましたがずっと鬼を連れている坊やから話を聞きたい。


もちろん、このことは鬼殺隊の対立違反にあたります。2人とも、そのことは知っていますよね？｣








……








炭治郎も何か言いたそうな顔をしてる。








しのぶ｢竈門炭治郎君、なぜ鬼殺隊員でありながら鬼を連れているのですか？｣






天元｢聞くまでもねぇ｣







話くらいは聞いてくださいよ、派手派手の人!!



いや、派手派手とか言っちゃダメだけどさ!!






しのぶ｢ゆっくりで大丈夫ですから話してください。｣








炭治郎、喋るのに必死で顎割れてるの忘れてるよ…


蝶の人が水を炭治郎に飲ませる。
陣痛薬が入っているから楽になれるって言ってる。

この人は薬とかに詳しい人なのかな？






A『炭治郎、落ち着いて話したらいいと思うよ。』




炭治郎｢あ、あぁ。ありがとう。｣



無理はしちゃいけないよ？
蝶の人も言ってるし。







炭治郎は少し落ち着いてから話し出した。

庇っている鬼は、炭治郎の妹。

家に帰ると家族が殺されていて、禰豆子が鬼になっていたこと。


でも、人を食べたことは無い。

今までも…これからも………と。






炭治郎がそう言うと、木の上にいた蛇の人が



伊黒｢くだらない妄言を吐き散らすな。
そもそも身内なら庇って当たり前。

そこの女も鬼とは親友だと言っていたな。
言うこと全て信用しない、俺は信用しない｣





くだらなくないもん!!
確かに炭治郎からしたら身内で、私は禰豆子と親友。



信用しないする以前に、本当に人間を食べてないんだもん。



襲ってもないし。



やっぱり、証拠とかがないと信じてもえないか。









身長高い人も、鬼に取りつかれてるだの言ってるし。

いや、取り憑かれてないよ？

あなたのその言い方は、私達を殺すと断言してません？

ツッコミだらけなんだけど。






皆から色々言われても、話を続ける炭治郎。

私と同じで、禰豆子を人間に治す為に剣士になった。
禰豆子が鬼になったのは2年前のこと。
それから襲ってない。

伍拾玖→←伍拾漆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す