神の呼吸使いは、竈門兄妹の親友です！2

四拾漆 ページ1

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善逸と分かれてから、今私はずっと歩いてる。

さっき、歩きながら思ったことがあるんだけど鬼の気配が1人消えてる。

炭治郎と伊之助が殺ってくれたのかな？

他の隊士とかもあるか…

まず、この山に他の隊士っているのだろうか…

爽音に聞いてみよ。


A『爽音、ここの山って私達以外に他の隊士っているの？』

爽音｢数十人イタガ皆死ンダ。血気術デ。1人ダケ生キテル。ソノ血気術ヲ使ッテタヤツハ、炭治郎ト猪ガ倒シタ｣



猪って……

伊之助の事だよね？


やっぱり二人が殺ったのか。

1人だけ生きてる隊士がいるのか。
今も無事だといいな。





それにしてもこの当たりは、少し蜘蛛の巣や蜘蛛の糸が多い。



こういう仕掛け？血気術？




でも、近くに鬼の気配はしない…





なんだろう…




もう少し奥に行ってみるか。









さっきより少し奥に来たけど、何の気配もしない…



蜘蛛の糸の数も増えてる…






この山って案外広いんだね。

結構歩いてるのに全然誰とも合わないし…









ん？こっちの方から何かの気配が…




この気配……鬼!?






私は気配を消して、鬼の気配がする方に急いだ。









少し先に行くと声がした。




私は茂みに隠れた。




？｢ﾌﾌみんな頑張ってるわね。私ももっと人間を殺して食べなきゃ。じゃないと上弦になれないわ!!だから、そこに隠れてるあなたこっちへ来なさい。気配を消しても無駄よ、全部おみどうしなんだからﾌﾌ｣






気配を消してたのにバレた!?

上弦になれない……って事はこの鬼は下弦？

こっちを向かないから、目が見えない。

やっぱり、ちゃんと出て戦うしかないか。



それに、人間を殺す。食べる。

そんなことを聞いたら見逃すわけにはいかない。




A『気づくなんて凄いですね、下弦の鬼さん。』



？｢ﾌﾌ私が下弦の鬼って気づいてたのね。流石、あの御方が言っていた鬼狩りだわ。あ、そうだ。改めて自己紹介させてもらうわね。


私は、下弦の参 月彩(るあ)よ。｣



下弦の参……

この鬼ってなんか馴れ馴れしい……

月彩って名前なんだ。


なんかいい名前……

嫌、今はそれどころじゃないんだった。

下弦の鬼と遭遇しちゃったよ、私。


私ってつくづく運悪いよね。


嫌、いい方なのか？

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