神の呼吸使いは、竈門兄妹の親友です！

廿弐 ページ25

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今度は上に向かってだ。
刀を振ろうと思っても厚で振れない…

でも、刀を両手でちゃんと握らないと…
手が震えながらも必死で握った。

空まで飛ばされる前にこの矢印を消さないと。

A『伍の型 突風』

突風は縦にしか出来なかったけど、横にしてやった。風は結構威力が強いから矢印が消えた。
(炭治郎でいう滝壺的な？)

でも、また矢印出てきて今度は下へ。

A『拾の型 砂岩』

技を使うと珠世さん達が住んでた屋根が破壊された…
まぁ、さっきに朱紗丸に壊されてたけどさ…
矢印は消えたからよかった。

そんなことを考えてるとまた矢印が出てきて左に動いた。

A『参の型 引き波』

思っけどさっきから同じ技しか使ってない…
自分にも使える技を考えておかないと…

A『壱の型 八咫鏡』

鬼の使用物だから、これも鬼と同じで消滅させることが出来る。
なんで気づかなかったんだろ、馬鹿だ

A『弐の型 葉薔薇』

これもそうだ。
力が湧くのはそうだが、これは葉の技。
葉で辺りを包み衝撃を少しと抑えることが出来る。

A『漆の型 蛇の精』

これは鬼の精気を奪う技だけど、鬼が弱るならこの矢印も消える。

A『玖の型 空谷の足音』

これは姿を消すことができ音などしなくなるから、私がどこにいるか分からないので矢印が体に着くことなはない。

矢印が消え地面に着地した。

さっきからずっと技を出しっぱなし…
技をこんなに連続で出したのは初めて。
すごく腕が痛い…

矢琶羽は、顔が崩れ始めていた。
炭治郎はまだ矢印に動かされていて、矢琶羽は"もっと苦しめ”と言っていた…

私が助けに行こうとしたら、技の効果が消えた。
だから、どこにいるかバレた。

矢印が体に纏い、動きそうになった時顔が完璧にチリとなって消えた。
私は立っていたから、良かったが炭治郎は空中に居たので上から降ってきた。

私はキャッチした。
さすがに上から降ってきたので腕が耐えきれず、炭治郎を抱えたまま前に倒れた。

2人とも、体は痛いしボロボロで地面に倒れていた。
でも、禰豆子達はまだ戦っているからそっちに行かないといけない。

私は立ち上がり、草薙剣を取りに行った。
まだ、私は力が残っていた。
刀は握れるし、立って歩けた。
でも、炭治郎は………無理そうだ。

そりゃそうだ。炭治郎の方が矢印は酷かったし…
炭治郎は、口で刀を喰わえて足で必死に前に進んでいた。

炭治郎は私に"先に禰豆子の所へ行って！”と言われたので先に行った。

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