【鬼滅の刃】死にたい君と、生きたい私〈我妻善逸〉

第拾漆話　〜霞の呼吸〜 ページ18

Aside


それにしても伊黒さん、全く変わってなかったな〜



あ、勿論 いい意味で だよ！？←



他の柱の方たちも心配してくれてるみたいだし、今度挨拶がてら会いに行こう。



と、今まで黙っていた我妻くんが口を開いた。



善「…Aちゃん、今の人誰？」



『今の人…？』



心做しか怒っているようにも見える我妻くんの表情に少し戸惑う。



『今の人は、蛇柱の伊黒小芭内さんだよ。』



善「その人とはどんな関係なの？」



『う〜ん……知り合い…みたいなもんかな？』



私がそう答えると、我妻くんは一気に元の明るい笑顔を見せた。



善「そっか！教えてくれてありがとね！！」



『う、うん………？』



なんだったんだ？



炭「そういえばA、戦いの最後に出した型って何なんだ？なんだか独特な技だったけど…」



ヤバっ！



聞かれたらまずいやつ聞かれちゃった！！



なんて返そう……



『え、え〜っと……そ、そんな型があるんだよ！皆が使わないだけで！！』



良い答え方をしたんじゃない！？と思って隣のしのぶさんを見ると、いつものにこにこ笑顔には焦りの色が混じっていた。



あれ、私何かまずい答え方したかな？



炭「皆が使わないってどういうことだ？」



あ、やべ←



こういうことか…



まぁ、さっきと同じように適当に答えればいっか！



『捌ノ型の存在はあまり知られてないんだ！だから、私が教えられるのは、ここまで！多くの人に知られたら危ないから！』



炭「色々ややこしいんだな…そんな霞の呼吸を使えるなんて、Aは凄いな！……あ！そういえば、戦っている時のA、すごく強かったけど、どうしてあんなに強いんだ？」



強い？



……あ、そっか！



一般隊士は全集中･常中を会得してないって前にしのぶさんが言ってたっけ！



『実は私、全集中･常中を会得してるんだ！』



炭「全集中･常中？」



伊「ンだそれ？」



聞いたことの無い言葉に、今まで我知らずと興味を示さなかった嘴平くんも食い付いてきた。



『全集中･常中って言うのは、全集中の呼吸を四六時中するってことだよ！』



善「えっ！？そんなこと出来るの！！？ただでさえ一回使うだけでキツイのに！？」



炭「善逸の言う通りだ！そんなことが出来るのか！？」



予想通りの反応…←



『実際に私ができてるんだから我妻くん達もできるよ！あ、そうだ！私が教えるから皆も全集中･常中を会得しない？』



文字数ぅ

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