検索窓
今日:29 hit、昨日:33 hit、合計:236,121 hit

[33]代弁者 ページ6

渡辺side









その時間は、突然やってきた。



「ふぁ……」



眠気が頭に残りながら、
少し散歩しようと歩く夜の道。


そろそろ日付も変わりそうなこの時間帯は
静まり返って辺りにはほぼ人がいない。



俺もまだ人混みだと緊張するし
入院したせいで落ちてしまった体力作りにでもと、
調子が良い日は近場をぐるりと歩くようにしていた。



「あれ。
……もう。別にいいのに」



信号待ちで携帯を開くと、
一通のメッセージ。

それをタッチしてトーク画面へ移れば、
さっきまでやり取りしていた目黒からの返事だった。



『俺も行きます。いつものとこ行きましょ』



俺が散歩しに行くと知って、
一緒に歩くことを提案してくれる目黒。

どうやら明日の仕事は
夕方に1つあるだけらしい。


とはいえ目黒は仕事が終わったばっかだし、
疲れてるだろうからって一度断ってたんだけど。



『25分くらいで着きます』



もうすでに送迎のマネージャーに
行き先を伝えたみたいで
少々強引ながらも合流することとなった。



(俺はここからなら10分かかんないな)



となればだいたい20分は暇ができる。


その間はその周りをしばらく歩いていようか。



そう思いながら信号が青になったのを確認して、
合流場所へと向かう。



そんな時だった。



「あの〜。すいませーん」


「っ、?!」



後ろから思い切り腕を掴まれて振り返れば、
そこには見知らぬ男の人が笑いながら立っていた。

[33−2]→←[32−5]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (430 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1603人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 絆系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 初めまして。一年程前の作品にコメントをしてすみません。たまに読み返させてもらっています。胸が痛くなる描写もありますが、彼らの絆の深さを強く感じる作品ですね。皆さんがコメントされているように、スノを好きで良かったなと最後には思えます。また読みます! (2022年8月5日 1時) (レス) id: a53c6313a4 (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - あさりさん» あさりさん、コメントそして最終話までお読み頂きありがとうございます!そこまであさりさんへ熱が届いたかと思うと本当に嬉しいです!書いててよかったと思えます。こちらこそ嬉しいお言葉を送っていただきありがとうございました。 (2021年7月27日 23時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
あさり(プロフ) - 初めまして!今日初めて主様の小説読みました。仕事前と休憩中と..仕事休憩中泣きそうになって一旦お家に持ち帰って号泣させて頂きました笑もう一度読ませて頂きます。SnowManの絆が最高すぎるお話しでした (2021年7月26日 19時) (レス) id: 2cd3afc330 (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - みかんさん» みかんさん、コメントそして最終話までお読み頂きありがとうございます!そう言ってもらえて感無量です…!こちらの方こそあたたかくて優しいお言葉、本当にありがとうございます! (2021年7月26日 0時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ステキなお話しありがとうございます!フィクションとわかっていてもSnowManっていいグループだなってそのくらいみんなの行動や言葉がイメージできるようなステキなお話しでした!特に幼馴染だから信頼しあえるだてさんとしょっぴーの関係性に涙、涙でした! (2021年7月22日 15時) (レス) id: 012523d2a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つらら | 作成日時:2021年5月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。