３ ページ26
．
なんだこの恋人の体は。
だっていくら思っててもこうしてキスマークとか
付けて表すタイプでもないじゃん。
なのに知らない間にこんなことしちゃうっていう。
なに。なんなの俺。
「もうお互いバカになっちゃてたんだろうね」
「んっ……、いやちょっと。ちゅっじゃないのよ」
「あ。ちゅって言うの可愛いね」
「ばかそこじゃないでしょ今は」
「ごめん思った以上に可愛くてつい」
とんだバカップルの会話だ。
しかも目の前の恋人はそのつもりは無いし
俺も俺でそれっぽい返事を
自然としてしまってるハッピーセット。
ってか涼太はそれより
レアな俺の独占欲が嬉しいらしい。
俺的にはまぁだいぶ不本意だけど、
愛おしそうに噛み締めながら何度も
キスしてくるのが可愛いから許してあげようか。
「ね、もっかい言ってよ今の」
「やだよ。つかヤバいよそれ求めんの変態だって」
「でも俺がヤバいのって
今に始まったことじゃなくない？」
「うわ開き直ったこの人。
なら……せめてそういうのは…そういう時にして」
「へぇ〜……。ちなみにそういう時とは？」
「……もう絶対言わない。金輪際この話無し」
「あはは。うそうそ。またそういう時に聞くね」
「やめて。そういう時の涼太マジで意地悪だから」
「その意地悪に可愛い顔する翔太がいるからねぇ」
「ん、ぅ……っん、っ」
元々折れる気なんてない涼太が
「だからしょうがないでしょ？」って感じに
俺の唇を遊ぶように甘噛みして腰を撫でてくる。
それにトロリと甘い魔法をかけられたように
ふわふわしだす正直者な俺の体。
薄々感じてたけど
昨日から盛すぎた営みは
余計な荷物を置いてったらしい。
「ぁ……っ……ん、ん、」
「あれ……早いね」
起きてからずっと
妙に体の芯がまだ熱を灯したままだった俺。
当然、戯れとして撫でてきた涼太はすぐ気付いて
くすくす笑いながらまた「可愛い」と口にする。
そんなこと言われちゃまた
じんとした熱が大きくなりそうで、
知らないフリをするように口へと手の甲を置いた。
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ta tsu(プロフ) - 素敵なゆり組さんを有り難うございました。是非またdtnbパッション爆発させて下さいませ。楽しみにしております… (2022年9月13日 22時) (
レス) @page38 id: 293ed675b6 (このIDを非表示/違反報告)
サリー(プロフ) - はじめまして。dtnbへの思いが溢れそうになる度こちらの作品を繰り返し読みにお伺いしております…！何度読んでもたまらない糖度でによによが止まりません。これからもお邪魔させていただきますね。ありがとうございました！ (2022年7月25日 18時) (レス) @page38 id: 9d3c91bb7d (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - もふさん» もふさん、コメントありがとうございます！ そして作品をお読み頂き感謝です！またご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年11月3日 23時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
もふ - はじめまして、楽しく読ませて頂いてます。ゆり組の作品が読めて良かったです。これからも作品を楽しみにしてます。 (2021年11月3日 10時) (レス) @page38 id: a9cea5e44b (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - まなさん» まなさん、コメントありがとうございます！ なんと！ これで1つdtnbさんの作品が増えて嬉しい限りです！ 最後まで楽しんで頂けるよう精一杯頑張らせて頂きます！ (2021年10月27日 0時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つらら
| 作成日時：2021年10月9日 0時
