［３日目］ ページ24
．
「ん……」
泥のように眠ってた意識が
頬に何が触れた感覚によって浮上する。
それと同時に眠る前に繋いでたらしい
涼太の手がぴくりと動いた。
「りょーた……？」
「あ…ごめん。起こしちゃった」
申し訳なさそうにしながら、
少し嬉しそうな顔で
俺の頬っぺにキスをされる。
そのどこかご機嫌な涼太に
されるがまま目をつぶって
また開けば強まる絡まった手。
「おはよ。翔太」
「ん。おはよ……涼太、」
恋人になってからほとんど毎日
告げる朝のおはよう。
しかも今日は特別に俺から
ちょっぴり寂しくなってる唇を
彼に当ててみたりしてみる。
もちろん特別なキスは大成功。
すぐにほころんだ顔で
涼太からもキスを落としてくれた。
「体、どう？」
「んふっ。
その聞き方してくるってことは自覚はあんのね」
「そりゃ流石にね。俺でさえこんなよ」
力が入ってない腕で起き上がろうとして
途中でぺちゃんと布団に戻る涼太。
(うん。まぁそうだろうと思ってた。笑)
いつもならばもう既に涼太が起きて、
「体大丈夫？」って優しく頭を撫でてくれる。
ところが俺が起きてもまだ布団に居て
そんな聞き方するってことは俺が
大変なことになってる想定がついてるってことだ。
ってか喋れね。
声カッスカスで音ほぼ出ないんだけど。
あれかな。
そこもしっかりいくとこまでいったみたいな。
やかましわ。
「声……マジで出ない」
「凄いよ。出てんのほぼ空気だもん」
「だよね。あー……完全にやったわ」
「もしこれが仕事の日だったら
俺が完全にプロ失格の烙印押されてるだろうな」
「ふふっ……加減しろって？」
「うちのメインボーカルだろ何考えてんだって
ふっかと照…あと佐久間辺りがマジで怒ってきそう」
「確かにそういうとこはっきりしてるもんな。笑」
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ta tsu(プロフ) - 素敵なゆり組さんを有り難うございました。是非またdtnbパッション爆発させて下さいませ。楽しみにしております… (2022年9月13日 22時) (
レス) @page38 id: 293ed675b6 (このIDを非表示/違反報告)
サリー(プロフ) - はじめまして。dtnbへの思いが溢れそうになる度こちらの作品を繰り返し読みにお伺いしております…！何度読んでもたまらない糖度でによによが止まりません。これからもお邪魔させていただきますね。ありがとうございました！ (2022年7月25日 18時) (レス) @page38 id: 9d3c91bb7d (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - もふさん» もふさん、コメントありがとうございます！ そして作品をお読み頂き感謝です！またご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年11月3日 23時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
もふ - はじめまして、楽しく読ませて頂いてます。ゆり組の作品が読めて良かったです。これからも作品を楽しみにしてます。 (2021年11月3日 10時) (レス) @page38 id: a9cea5e44b (このIDを非表示/違反報告)
つらら(プロフ) - まなさん» まなさん、コメントありがとうございます！ なんと！ これで1つdtnbさんの作品が増えて嬉しい限りです！ 最後まで楽しんで頂けるよう精一杯頑張らせて頂きます！ (2021年10月27日 0時) (レス) id: d8343dd607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つらら
| 作成日時：2021年10月9日 0時
