防弾の専属メイクは辛すぎる

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カツカツ、コツコツ

というヒールの音が廊下に響いている



周りを見ると

ほとんどの女性がヒールを履いている



なんだが自分が女なのに

ヒールを履いていないのが情けない



通り過ぎる人はstaffさんや

テレビで見たことのあるアイドルばかり

みんなスタイルがいい



『私って太いですか？』


SG「えっ、何がだ」


『足です。』




JN「太くないと思う。

健康的で良いんじゃない？」



SG「俺は太いと思う」



『はぁー。』



この2人に挟まれるとスタイルの差が
目に見える


身長は結構高いと思うけど

幅は男性の2人と変わらない



と言うか、ユンギさんの方が私より

足が細い気がする



でも自販機までの辛抱


・
・
・
・


ワンフロアがとても広くて

自販機に着くまで時間がかかってしまった



JN「Aちゃん何飲む…」


『あ〜。えっとオレンジジュースを』




SG「お疲れ様です。
今日はよろしくお願いします。」



？「あぁ！sugaくん

こちらこそよろしく」




ユンギさん誰と話してるんだ

敬語だけどジンさんではない



ユンギさんと

聞き覚えがある声がする方を見ると


見覚えのある人たちがいた




あぁ、そうだった


オッパカムバが被るって言ってたっけ…




今の今まで

今日が最悪な日だということを忘れていた。



目の前にいる人達

それは


＿＿＿＿EXO



私が前SMで働いていた時

担当していたグループだ




一番会いたくなかった人達




どうしようもないこの状況

あぁ、知らないふりをすればいいのだ


あっちもみんな知らないふりをしている。




顔を俯いて、服の端を強く握った




？「あれ？Aだよね？
なんでバンタンさんといるの？」



『うっ…』



JN「え、Aちゃん
レイヒョンと知り合いなの？」





お願いだから知らないふりをしてよ


レイさん………





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