検索窓
今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:1,008,190 hit

6 ページ6

私の目から溢れた涙はなかなか止まらない



『っ止まってよ。』



あと少しでメンバーが帰って来てしまうのに
どうして止まらないの...


こんなの見られたら気味悪がられるだけだ




ガチャ



……え?もう帰ってきたの

あ、途中休憩か!?



やばいと思い

私は両手で顔を隠した




JK「……っうわ!!?」


JM「グクどうした…ぎゃぁぁ!」



ビクッ



帰ってきたジョングク君とジミンさんは
私に驚いて大声を出した


私も2人の大声に驚いて
肩がピクッと上がった



その後にどちらかの小さなため息が聞こえた





『収録で疲れているのに

私の不注意で驚かせてしまってすいません!』




罪悪感が沸き上がり

私はさっきまで泣いていたことも忘れて、
パイプ椅子からとっさに立ち上がり
2人に向かって謝罪をし頭を下げた



JK「なんでチョンさんは泣いてんの?」



ジョングク君は私に向かって言った



専属メイクになってから

ジョングク君に話しかけられるのは
初めてだったけれど



嬉しさなんかはない


私に向けられたその声はいつもメンバーや

オンニ達と話してる時の明るい声ではなく


怖くて低くて、怒っているような声




ジョングク君はそのまま続けた



JK「ねえ?チョンさんはさ

いつも俺らにビクビクしてるよね?
それはどうして?」



『っ……』



あぁ、言葉が詰まってしまった。



初めて話すジョングク君と

話すことがこんな事だなんて考えもしなかった


素直に悲しい



JM「やめろ」


JK「ねえ、チョンさん聞いてんの?」


『はい…聞いてます。』



ジミンさんが言った言葉は

ジョングク君の耳にどどかなかったみたいで




ジョングク君は私の両肩を強く掴み
前後に思いっきり揺らした


そのせいで私は思わずよろけてしまった



その瞬間


未だに頭を下げている私の心に

さっきまでの


2人への”申し訳ない”

という気持ちはなくなり



怒りに近い感情が溢れた




『なんで…なんで!

ジョングク君にそんなこと言われなきゃ
いけないんですか?!

皆さん散々無視してきたじゃないですか

怯えて当たり前ですよ!


話しかけられたと思ったら説教ですか?!

一体なんなんですか!』




何かの糸が切れたように私は叫んだ


自分でも無意識のうちに





その時私は怒らせてしまったのだ


怖い怖い

ジョングク君を

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (511 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2812人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , バンタン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

朱奈(プロフ) - かえるさん» 私も思いましたw w。続編の方でももう一度手のひら返しが起こると思います!ハッピーエンドになるように頑張ります。 (2018年5月14日 6時) (レス) id: fd07b0c076 (このIDを非表示/違反報告)
かえる - みんなの手のひら返しがサイコパスで怖かったです。主人公ちゃんが幸せになりますようにお祈りしております。 (2018年5月14日 0時) (レス) id: 970f992405 (このIDを非表示/違反報告)
朱奈(プロフ) - ヒヨコ さん» ありがとうございます!全然急かさせていいですよ!とても励みになります! (2018年2月10日 16時) (レス) id: fd07b0c076 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ  - 朱奈さん» いえいえ、こちらこそ急かすような発言をしてしまって、すみません。続き楽しみに待っています! (2018年1月28日 15時) (レス) id: b686338a1a (このIDを非表示/違反報告)
朱奈(プロフ) - 夏耶さん» はい!今作ってますのでもう少しお持ちください! (2018年1月28日 15時) (レス) id: fd07b0c076 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱奈 | 作成日時:2017年11月6日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。