#10 不機嫌ヴィラン ページ10
ー貴方sideー
『ｯ……！？』
思い切り目を覚ましてしまった
今日の夢は少し違ったな……
……頭が痛い
『ヒーローなんて、そんなもの……ｯ』
布団をギュッと握りしめる
いつからか分からないが、俺はヒーローが嫌いになっていた
というか……ヒーローに憧れる俺が、俺は大嫌いだ
『……どうしよ』
寝れねぇ……よな
しかも時間的に城、彷徨うのは怪しいし
仕方ない。本でも読んで時間を潰そう
てか本なんて何年ぶりだ？
『……』
"やっぱり"
俺が持っているのはヒーローものしかない
ココ最近忙しくて本買う暇なんて無かったから
子供の時に買ったヒーローものの小説
俺は嫌気が差し、本を読むことを諦めた
『武器の手入れでもするか……』
それでも本を捨てないのは_______________
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どれくらい時間が経っただろう
ただいまの時刻は午前6時半
そろそろ朝食の時間だ
席を立ち、部屋の扉を開ける
tn｢うぉ……｣
『あ』
危ない危ない
『すみません』
tn｢ええで。はよ起きて偉いな｣
そう言ってトントンさんは頭を撫でた
確かにトントンさんにとってはまだ子供みたいかもしんないけど
『……』
子供扱いしないで欲しい
tn｢じゃあ他当たるわ。先行っといて｣
『はい』
多少不機嫌になりながら、俺は食堂へと足を進めた
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少し人が来ているだけ
俺は端の席に座り、朝食を食べる
幹部は特に一緒に食べるというルールはないようだ
ただ好きで集まってる。ただそれだけ
ci｢わっ！｣
『ｯ……』ﾋﾞｸｯ
ci｢あははははwww｣
……スープ零れたんだけど
不機嫌よりもはやイラつき
未だ笑う彼を無視して、最後のひと口を運んだ
ci｢……今日の昼食一緒に食べませんか？｣
『遠慮します』
席を立ち、食器を運ぶ
？｢あ、新人くんより遅かったわ｣
ht｢おはよー｣
そこにいたのはボコボコにされた跡があるスーツの人、バツ印マスク(ひとらんらんさん？)がいた
『おはようございます』
ht｢大ちゃんが遅いからだよ｣
？｢ごめんってwなぁ今度一緒に飯行かへん？｣
『すみません』
はやく武器片付けたい
とりあえず今日買い出し行かなきゃ
それから書類もらって……
それで……
ri｢お、A早いな。偉い偉い｣
『……うん』
……やっぱ兄貴と行こう
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ロト - めっちゃタイプの感じです！！！更新待ってます (11月5日 17時) (
レス) @page20 id: 36a3bdf1ac (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 男主なのに感情描写が繊細で、結構…自分だったらどうかなって考えちゃって。胸がいっぱいになるような作品で一目惚れです…供給ありがとうございます……。 (10月26日 8時) (レス) @page20 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
はなまるさんかく(プロフ) - ぽさん» ぽさん、コメントありがとうございます。注目ポイントをピンポイントで突かれて驚いております。ぜひぜひご期待頂ければ！更新、励んでいきます😌🙏 (10月22日 17時) (レス) id: 6d68557c5e (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - この物語からは儚さを感じます…、今は夢主さんの気持ちが深海のようにミステリアスで、闇を抱えているような感じですが、…ここからどう心情が変化するか見どころですね。更新頑張ってください、お身体に気をつけて。 (10月22日 16時) (レス) @page17 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなまるさんかく | 作成日時：2023年10月21日 20時
