新人と僕 ページ7
「ショッピっす」
「チーノと申します！」
不服そうな男と、どこかヘラヘラした笑みを浮かべた男
その背後で、なんで教育係が俺じゃないんだと
叫び散らかす金髪の男
『えっ…と、』
意図が読めず、目線を泳がす僕の肩に
書記長はトンと手を置いた
「二人の教育係、Aさんや。
分からんことがあったらコイツに言うてくれ。
だいたい……資料室におるよな？」
『ぼ、僕ですか…？』
そういえば、教授が
新人が二人入るので教育係を探しているとか
話していたような気がする
まさか自分とは
一人はまだしも、二人？
それに人に物を教えるどころか
人と会話することさえままならない自分に
教育係は務まるのだろうか
そもそも、もっと早く声をかけてくだされば…
「できるよな、Aさん」
「ちょぉっと待ったああ！！」
鼓膜が破れそうなほどの大きな声に
思わず身体が強ばった
「なんでコイツやねん！
見るからに経験無さそうな肝の座っとらん本の虫に！」
『…』
言い返す言葉もない
辛辣な言葉を投げる彼より先に
言い返せない自分に腹が立ってくる
「オドオドしやがって。見てるこっちがイラつくねん」
「黙れコネシマ。
お前どーせショッピと揉めてばっかやろ」
「クソ先輩に教えを乞うより、その本の虫さんに教えてもらった方がよっぽど信頼できますけど？」
ショッピと名乗った彼は
書記長と反対の肩に手を置く
あまり褒め言葉をもらったことがない僕は
いとも容易く顔が熱くなってしまった
それに何より
…ショッピくんの顔が近くて、
「なんの本が好きなんですかー？」
『あっ…う、』
チーノと名乗った男は
僕の顔を覗き込むように、腰を低くする
妖しく光る目は、なんだか言わずとも
見透かされているような気がして
でもやはり、、
『そ、その…』
距離が…近い
「お前、できるん？」
コネシマ様の鋭い声色が
僕の心に突き刺さる
心どころか
体を貫くようなチクリとした痛みに
どうしてか、動けなくなった
「俺の後輩に変なことしたら
本と一緒に焼き払ってやるからな」
どうしたらいいか、分からない
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あーちゃん(プロフ) - この2人はくっつけ、ぱぴえんへ！！！！、 (2月10日 20時) (
レス) id: 633f304773 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃくちゃ素敵な作品に出会えました。更新楽しみにしてます。 (12月15日 2時) (レス) id: 6bd7f9d4e2 (このIDを非表示/違反報告)
はなまるさんかく(プロフ) - りとさん» りとさん、コメントありがとうございます。てえてえでしょ。めちゃくちゃ頑張って執筆してます！これからの展開にドキドキハラハラしていただけたら嬉しいです！ (10月22日 17時) (レス) id: 6d68557c5e (このIDを非表示/違反報告)
はなまるさんかく(プロフ) - 牛タンタレさん» 牛タンタレさん、コメントありがとうございます。慣れない恋愛に苦戦してますが、楽しんでいただけているようで幸いです！更新、励みます！😌🙏 (10月22日 17時) (レス) @page27 id: 6d68557c5e (このIDを非表示/違反報告)
りと - ッカァ〜〜〜〜〜〜！！！てぇてぇなｧオイ！！！！かわいいいいんん！！思春期の高校生か！？！？イイゾもっとやれgr！！夢主君も行くんだ！！！！うわあぉああおあぁえ！！！！(大興奮) (10月20日 22時) (レス) @page25 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなまるさんかく | 作成日時：2023年10月16日 21時
