7話。 ページ8
sideA
治ったよ。
A『マキちゃんお腹空いた〜』
猫谷｢はい。｣
大根とおろし器渡された。
擦れってか。
A『鮭だ〜』
塩鮭のお腹ってハズレだとめっちゃしょっぱいよね。
A『もっしもっし亀よ〜亀さんよ〜♪』
猫谷｢気が散るから黙ってくれる？｣
何故。
A『何を〜おっしゃるウサギさん〜♪』
猫谷｢なんと おっしゃる うさぎさん〜ね。｣
訂正された。
猫谷｢てか、黙って。｣
ひどお。
テレビつけよ。
猫谷｢出来た？｣
やってるし。
猫谷｢作業おっそ。｣
仮にもこちとら病人だぞ。
お手伝いしてるだけでも偉くないか！
A『あ。』
猫谷｢なに。｣
A『マキちゃん、手ぇやった。』
猫谷｢そのまま木っ端微塵になれば良いのに。｣
本当になんでモテモテなのか知りたい。
こんな事言う人を好きになる被害者は目が節穴かな。
猫谷｢俺がやるからテレビみてて。｣
はーい。
A『絆創膏は？』
猫谷｢舐めとけ。｣
昔の人のやり方じゃないんだから。
A『洗えば大丈夫かなぁ。』
猫谷｢血が出てんのにタオルで拭くんじゃぁねえ！｣
殴られた。
A『いっった。』
絆創膏を丁寧に貼ってくれた。
なんなん？
A『マキちゃんと長い事一緒に居るけど、未だにマキちゃんの事分からんわ。』
猫谷｢そりゃお前が脳内お花畑だからな。｣
喧嘩ふっかけるの好きね。
A『マキちゃんさ〜？』
猫谷｢あん？｣
ｶｼｭｯて音したから見てみたらビール飲んでる…
A『毎日ビールは良くないよ。休肝日作りなよ。』
猫谷｢彼女でもない奴に言われたくねー。｣
心配してあげてんのに。
A『マキちゃんの彼女にはなりたかないなぁ…』
猫谷｢おめでとう。俺も要らねーわ。｣
めっちゃ良い笑顔。
A『そういえば今日帰る時、元カレ居たなぁ…』
机バン！ってするの良くないよ…
猫谷｢元……カレ？｣
A『うん。』
すぐ別れたけど。
猫谷｢聞いてない。｣
A『言ってないからね、 知ってたら逆に怖すぎるよ。』
犯罪者予備軍だよ。
ある種のストーカーだよ。
猫谷｢だれ。どんな子？｣
マキちゃんって自分の彼女とか元カノの話は嫌がるのに。
A『マキちゃんより優しい人。』
猫谷｢なんで別れたの？｣
A『なんだったかなぁ…忘れたわ〜』
猫谷｢何時だよ…いつムシが寄ってきたよ…俺がムシつかないように監視してたのに…｣
寝言でなんか言うとる。
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました！！とても楽しく見させて頂いてます！！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！(*´ω｀*) (2019年6月17日 16時) (
レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年1月31日 22時
