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5話。 ページ6

sideA

ケータイのアラームが鳴る。

A『むぅ……』

時刻は8時。

A『わお。遅刻だ〜!!!』

そういえばマキちゃん無しでも頑張るって言ったんだ!


猫谷「……ほら見ろ。」


―学校―

「珍しいね。遅刻なんて。」

クラスメイトに言われた。

A『う、うん…』

朝も昼も無しかぁ。

中山「……白銀。」

ん?

A『どーった?』

中山「ちゃんと飯食べた?」

A『んーん。』


1、2限が終わった休み時間。

猫谷「幼馴染からのありがたーいお弁当。」

なんか、いた。

猫谷「欲しい?」

別に欲しくないし…

ぐぅぅぅぅ…

猫谷「変な意地はらない。ちゃんと食べなきゃ。」

A『自立出来るしっ!』

猫谷「出来てる子は寝坊しないで朝昼作って余裕を持って学校に行くの。」

むむ…

A『今日はたまたま寝坊しちゃっただけだし!』

猫谷「あっそ。」

くるっと背を向けて

猫谷「あ、中山くん。お弁当要らない?」

ぐぅぅぅぅ…

中山「えっ!?店長!?なんで!?」

1日抜いて死んだ人なんて居ないし。

マキちゃんの作戦には乗らないもんね!


田中「センパイ。お昼食べないんですか?」

A『うん、ちょっとね…』

田中「食わなきゃダメっすよ〜…あ!」



田中「シフト表家に忘れた…」

それはドンマイとしか言い様がない……

田中「もしもし、お疲れ様でーす。」

【どちら様ですか。】

あ、マキちゃんだ。本屋に戻ってきたんだ。

田中「本屋のエンジェル的なポジションの美少女…」

【うちにはそんな子いません。】

田中「いやいや、居るっすよ。私じゃないけど。」

【切らせてもらってもよろしいですか?】

田中「すみません、田中です。」

【用件は?】

田中「今朝、忙しかったんすよ〜」

【用件は?】

ドスの効いた声ですな。

田中「シフト表…家に忘れました…」

【で?】

田中「明日まで待ってください…」

【最初からそう言おうね。】

声からして機嫌悪いよ。こっわ。

―数時間後―

しんど…
さっき月イチの地獄の1週間が始まったし…


A『マジもう首吊って死のうかな…』

新田「えぇ!?生きて!!!」

もう無理。

マキちゃんが入ってきた。

A『遺書ってルーズリーフでも良いのかな…』

作業しようとした手をピタッと止めた。

猫谷「欲しいものは?薬?カイロ?」

A『筆ペン……』

猫谷「薬とカイロ買ってくるから新田くん見張ってて!!」


新田(愛が極端。)

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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました!!とても楽しく見させて頂いてます!!これからも、更新、頑張ってください!応援してます!(*´ω`*) (2019年6月17日 16時) (レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年1月31日 22時

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