17話。 ページ18
sideA
A『ぴ〜〜!!!(泣)』
猫谷｢お前の泣き声いい加減どうにかならないかな。てか、俺が泣かせてるみたいじゃん…｣
だって〜!!!
A『あの子達、私が全員養う……』
猫谷｢お前じゃ無理だ。｣
可哀想だよぉ…
｢真紀……｣
別の元カノさんかな？
猫谷｢ごめん。誰だっけ。｣
わお。
A『マキちゃん、だーれぇ？』
マキちゃんの裾を握るとだいたいの人は歪む。
猫谷｢ごめん。忘れた。｣
｢嘘だよ…別れて半年しか経ってないじゃん！｣
マジかよ。
｢しかも真紀って潔癖症でしょ…なんでその子は良いの…？｣
え？
A『マキちゃんが潔癖症……？』
―記憶にあるマキちゃん―
猫谷｢だりぃ…｣
飲み会で飲みすぎて脱いだ服を散乱。
猫谷｢これでいいか。｣
取り箸と直箸が混ざる。
A『マキちゃん、洗濯さ〜』
猫谷｢あ？｣
私の洗濯物と混ぜて洗濯機を回す。
A『どの辺が。』
猫谷｢…｣
｢…嘘だったの？｣
猫谷｢別に？他の子達と同じだよ。｣
｢その子は？｣
ちらっと私を見て
猫谷｢別に？｣
ぱっと手を離す。
そしたら
｢白銀さん大丈夫！？｣
！？！？！？
｢カツアゲ？｣
｢ヤンキー？｣
｢DQNじゃない？｣
えぇ〜！？
A『マキちゃんは悪い人じゃないよぉ…』
？｢なんか面白そ〜。｣
あ。
A『さく〜！マキちゃんが悪い人って認識されちゃったよ！』
能條｢いつも通りじゃん。｣
猫谷｢朔真…｣
A『マキちゃんは優しいんだよ！あの見た目で！』
能條｢おお〜。上げて落とす。｣
え？何が？
｢真紀…また…｣
みんな別れるのに復縁したがる。
マキちゃんは穏やかで冷たい目をしてる。
猫谷｢いい人捕まえたら？何回付き合っても結果は同じだよ。｣
目を細めて冷たく笑う。
猫谷｢俺に君は要らない。｣
戻ってきた。
いつものマキちゃんだ。
別人みたく冷たい笑顔じゃない。
A『マキちゃん…』
猫谷｢なに？｣
いつも通りの穏やな笑みを浮かべる。
A『……ううん。』
おトイレ行こ。
能條｢兄ちゃん。｣
猫谷｢なに？｣
能條｢珍しいね。目の前で断るの。いつもの性格の悪さはどこ行ったの？｣
猫谷｢怒っていい？…あのクソ女の絶望感に満ちた顔とAの可愛い反応見れて一石二鳥でしょ？｣
能條｢やっぱ兄ちゃん…性格悪い……｣
A『ただいm…何してるの？』
猫谷｢朔真が遊んでって。｣
しめ技は良くないよ。
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました！！とても楽しく見させて頂いてます！！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！(*´ω｀*) (2019年6月17日 16時) (
レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年1月31日 22時
