25話。 ページ26
side猫谷
美結「真紀くん。」
猫谷「今は店長でしょ。」
美結「う"…て、店長…」
必要以上に来ないで。
美結「Aちゃんはマキちゃんって呼んでるのに…(小声)」
そうだけど。
アイツは多分一生俺をマキちゃんって呼ぶ。
女みたいなこの名前にちゃん付けしてる。
他の奴がしたら速攻喧嘩になる。
Aは特別。
猫谷「それで?なんかあった?」
田中「届きませーん。」
猫谷「足台どこ置いたの。」
田中「見当たらないんすよ。」
きちんと置き場決めないから。
田中「あ、新田さーん。足場知らないですか?」
新田「知らないなー。」
田中「マジかー。どこいったんだろ。」
どこにも行ってないよ。
中山「ほらよ。」
優しいね。
俺ならほっといてるわ。
電話…?
A【マキちゃん、マキちゃん。くま吉がどっか旅立って行っちゃったよ。】
クソどうでもいい。
クマのぬいぐるみ(くま吉)が無くて電話すんな。
猫谷「俺は知らないよ。」
A【えー嘘だぁ。誘↑拐↓だー。】
アクセントどうした。
猫谷「後で探してあげるから。」
A【う"〜…】
ああきっと拗ねた可愛い顔してる。
猫谷「昼休憩に1回帰るから。」
A【うーん…】
猫谷「良い子で待ってなさい。」
成長しないなぁ。
美結「誰?彼女?」
なわけ。
猫谷「当分は彼女要らないかな。Aだよ。」
美結「なんて?」
なんでお前に事細かに言わなきゃいけないの。
猫谷「内緒。」
美結も割と苦手。
幼馴染じゃなかったら普通に他人として接してたわ。
Aをよく思ってないトコとか。
俺に好意寄せてるトコとか。
自己顕示欲の強いトコとか。
俺を利用したいトコとか特に。
俺と付き合っても良いことないのに。
てか、俺は女共のATMじゃないし。
まあ、Aには幾らでも貢ぐけど。
―昼休憩―
猫谷「じゃ1回帰るから。店よろしくね。」
新田・田中「「へーい。」」
猫谷「ただいま。」
A『おかえり〜!』
とととって走ってくる。
A『お腹空いた!』
猫谷「くま吉は?」
A『お腹空いた!』
会話が成立しないんだけど。
猫谷「テキトーに作ればいいのに。」
A『だってトマト丸かじりとかしたらマキちゃん怒ったし。』
別にそれが悪いわけじゃないよ。
それだけで済まそうとしたことに怒ったの。
猫谷「主食、主菜、副菜、汁物。家庭科で習わなかった?」
A『知らーん。』
それくらい知っとけ。
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栖夜(プロフ) - 結構前からみていましたが、やっとアカウント作ってコメント出来るようになりました!!とても楽しく見させて頂いてます!!これからも、更新、頑張ってください!応援してます!(*´ω`*) (2019年6月17日 16時) (レス) id: b2beda4449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年1月31日 22時